• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ハラールを足掛かりにムスリムビジネスの成功をつかむ

なぜ地方再生にハラールが“効く”のか?

  • 日経ビジネス編集部

バックナンバー

2014年12月11日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

注目を集めつつあるムスリムマーケット。インバウンド、アウトバウンドの各方面でハラール対応が進展する中、そのエントランスとして脚光を浴びているのがマレーシアだ。さらにハラール対応を足掛かりとしたムスリムビジネスは、日本の地方再生につながる成長戦略にもほかならない。注目のハラールビジネスの「知りたい」をムスリムマーケットと地方銀行・企業との橋渡し役を務めるインスパイア社長の高槻亮輔氏に聞いた。

今、なぜハラールなのか?

ムスリムビジネスのハードルである「ハラール」とは? 苦労する甲斐はあるのか……。入り口で迷っている間に、チャンスの前髪をつかみ損ねてしまうかも。

最近ムスリムビジネスが注目されるようになったのはなぜでしょう?

高槻 亮輔(たかつき・りょうすけ)
インスパイア社長。1971年、広島県大竹市生まれ。1995年、慶應義塾大学経済学部を卒業、日本興業銀行入行。仙台支店や審査部を経て、2001年インターネット総合研究所に入社。企業買収・事業投資を実践した手腕を買われて、同年インスパイアに入社。2008年より現職。金沢工業大学大学院知的創造システム専攻の客員教授や慶應義塾大学福澤諭吉記念文明塾の講師を兼任するなど、学際領域での活動も行っている。

高槻亮輔氏(以下、高槻):ムスリムビジネスは、決して新しいものではなく、古くは繊維、そしてバイクや自動車、電子機器、産業機械など、耐久消費財マーケットでは、日本企業が大きなシェアを獲得しています。そしてイスラム圏において、「ジャパン」はひとつのブランドになっており、しかも非常にプレミアム感のあるクオリティーの高いブランドとして認識されています。

 それに対して最近注目されているのは、食品や化粧品、生活雑貨などの消費財のマーケットです。今になって消費財のムスリムマーケットが注目されるようになってきた理由としては、まずかつての日本の消費財メーカーは、十分な内需を背景に潤ってきたため、海外市場に目を向ける必要がなかったことが挙げられます。第2にハラールについての情報が不足しており、対応が遅れたことが指摘されます。そして第3に、日本の消費財メーカーの多くはローカルに存在しており、言語問題や人材不足が障壁になったと考えられます。

ムスリムとのビジネスには特徴がありますか?

高槻:ムスリムは、基本的に親日度が高いことは重要なポイントです。中東からアフリカ、アジアまで、イスラム圏の人たちの多くが親日家と考えてもよいでしょう。インドネシアも親日度の高い国ですが、マレーシアはさらにその上をいく感じです。

 ビジネスでお付き合いをする場合でも、親日度の高さは非常に有利に働きます。またマレーシアの場合には英語力が高い人が多く、街中至るところで英語でのコミュニケーションが成立しますし、イギリス法を背景とした英文契約書が交わせることも大きなメリットでしょう。

ムスリムビジネスに参入する際の注意点を教えてください。

高槻:まずイスラム教の考え方や、イスラムの神と個々のムスリムとの関係性、ムスリムの人たちの生活について理解することが大切です。日本は非イスラム国ですから、ツーリストを含め、自分の周囲で敬虔なムスリムと出会う機会は多くないでしょう。したがってムスリムの生活をリアリティーのあるものとして目の当たりにすることは少なく、彼らの生活を理解することも難しいかもしれません。

コメント0

「インタビュー」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック