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「ダントツ商品」を「ダントツソリューション」に拡大

コマツ・高村藤寿取締役と探る“もの・ことづくり”(1)

2014年12月19日(金)

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 日本のものづくり企業が、現在の世界で強みを生かしていくために欠かせないのが、「もの・ことづくり」への変革です。もの・ことづくりを実践するための秘訣や取り組みのヒントを探るべく、今回はコマツの取締役 兼 専務執行役員 CTO研究・開発管掌の髙村藤寿さんに登場いただきます。髙村さんには、「ものこと双発協議会」では理事として議論に参加いただいています。建設機械という「もの」から、 機械稼働管理システム「KOMTRAX(コムトラックス)」というサービス起点の事業モデルに変革させ、さらに最近では、顧客の鉱山や土木・建築現場のソリューションまでを自社の事業モデルに加えた、まさに「こと」づくりの立役者です。

田中:まず、建設機械の機械稼働管理システム「KOMTRAX(コムトラックス)」によるサービス起点の事業モデルに至る経緯や、今後の展開などを伺えますか。

高村藤寿・コマツ取締役 専務執行役員 CTO 研究・開発管掌

髙村:コムトラックスは、15年以上前から展開しています。世界で稼働する建設車両から自動で情報を収集し、遠隔での車両の監視・管理・分析を可能にすべくコマツが開発した仕組みです。

 コマツは、ものづくりのメーカーであるという原点を変えることはありません。「品質と信頼性」を第一にものづくりに取り組んでいます。その中で、4~5年は追いつけないような優れた特長を持つ商品を「ダントツ商品」と呼んでいます。そして、この「ダントツ商品」を使った「ダントツサービス」を提供することで付加価値を生み、顧客にとってなくてはならない企業になろうと考えています。

 「ダントツサービス」を行う上で欠かせないのがコムトラックスです。コムトラックスを使えば、機械の位置情報、稼働時間、機械の異常、燃料レベルなど様々な情報が現場に行かなくても分かります。

 こうした情報を活用することで、顧客に対して、故障を事前に予知して予防的なメンテナンスを施したり、省エネ運転の手法を助言したりすることが可能です。

 これによって、われわれの事業は、単に建設機械を売ることではなく、サービスを売るということを中心とした建設機械のバリューチェーンへと拡大していきました。建設機械の一生に顧客が費やすコスト、つまり初期投資、サービス・メンテナンス費、燃料費、オペレータ工賃などの合計から、中古車として売却した際の価格を差し引いたコストを「ライフサイクルコスト」と呼んでいますが、コマツはバリューチェーンを通じて顧客のライフサイクルコストを低減することを目指しています。

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「「ダントツ商品」を「ダントツソリューション」に拡大」の著者

田中 芳夫

田中 芳夫(たなか・よしお)

東京理科大学大学院教授

産ー官ー学での経験をもとに、これからの人たちと価値づくりを一緒に考えていきたい。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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