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グーグルに負けない。ソフトに賭けるGEの覚悟

「21世紀の産業革命」に挑む王者の危機感

2014年12月22日(月)

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 絶え間ない自己革新で世界の産業界に君臨してきた米ゼネラル・エレクトリック(GE)。そのGEにして、今彼らが挑んでいる変革こそ、過去最大と言って過言ではないだろう。インターネットとソフトウエアによる抜本的なものづくりの刷新。30万人の社員にスタートアップ精神を植え付けるため、従業員が重視すべき理念さえも変えた。

 日経ビジネスは12月22日号の特集「モノづくりの未来を変える GEの破壊力」で同社を取り上げた。日経ビジネスオンラインに掲載する連動記事の1回目では、ソフトに注力するGEの戦略に迫った。

 「アマゾンが小売業界を破壊し、アップルが音楽業界を破壊したように、GEが変わらなければ、いずれ産業機器の世界でも同じことが起きる」。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のソフトウエア部門を率いるバイス・プレジデント、ビル・ルー氏はこう危機感を露わにする。

 GEは2013年度の売上高が1460億ドル(約17兆円)、営業利益が169億ドル(約2兆円)に達する。ドイツのシーメンスや、日本の日立製作所や東芝、三菱重工業など競合を圧倒する収益力で、産業界に君臨する巨人だ。航空機エンジン、発電用タービン、医療機器などで世界的に極めて高い市場シェアを持つ。

 GEの競争力に陰りは見られないように思えるが、それでも変革を急ぐのはなぜなのか。冒頭のルー氏のコメントにあるように、インターネットの普及により、一般消費者向けの世界で起きたような地殻変動が、産業機器の世界でも起きると信じているからだ。

 インターネットにより、消費者のライフスタイルは過去10年あまりで劇的に変化した。本、家電、食品、音楽までネットで買うのは当たり前になり、ネットにつながる端末も、パソコンに加えて、スマートフォンが急速に普及。スマホのアプリでゲーム、勉強、スケジュール管理までこなせるようになった。

 これまで産業機器の世界は、こうした変化の影響をあまり受けてこなかった。航空機エンジンや発電タービンといった産業機器は、商品開発のライフサイクルが通常5年以上と長く、いったん導入すると数十年も使い続けるケースが多いからだ。

ソフト解析に力を注ぐGEソフトウエアのバイス・プレジデント、ビル・ルー氏。(写真:林 幸一郎)

 だが、産業機器に搭載して様々なデータを収集できる「センサー」が進化して安価になり、ネットに接続しやすい環境も整ってきた。さらに膨大なデータを保管し、ソフトで解析する技術も進化してきた。

 そんな中でIT(情報技術)企業は、「IoT(もののインターネット)」というキーワードを掲げて、様々な機器をネットに接続して、故障を予知したり、運用効率を改善したりする技術や製品に力を入れるようになった。

「ものづくりの未来を変える GEの破壊力」のバックナンバー

  • 2014年12月22日

    グーグルに負けない。ソフトに賭けるGEの覚悟

一覧

「グーグルに負けない。ソフトに賭けるGEの覚悟」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部などを経て、2017年1月から日経ビジネス副編集長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長