• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

科学者は「オタク」。札びらを切っても動かない

リバネスCEO 丸 幸弘さん【後編】

2014年12月26日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

(前編から読む

古市:丸さんは東大の大学院ご出身ですよね。

:研究には自信があったし、学問がすごく面白いと思ったから、ドクターまでとろうと思ったんです。東大大学院にした理由は簡単で、コストの問題。親からすれば、あと5年間、学費を払うのは大変です。「私立だったらマスター、修士までしか出せないよ」と言われた。僕は博士、ドクターまでやりたかったから、東大の農学生命科学研究科を受験しました。

丸幸弘(まる・ゆきひろ)
株式会社リバネス代表取締役CEO、農学博士
1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。2002年、理工系大学生、大学院生のみでリバネスを設立。日本初の民間企業による先端科学実験教室を開催。中高生を対象に「出前実験教室」などのプロジェクトを行っている。2011年、「店産店消の植物工場」でグッドデザイン賞ビジネスソリューション部門受賞。株式会社ユーグレナ技術顧問なども務める。また、孤独を解消するロボットを作る株式会社オリィ研究所、日本初の個人向け大規模遺伝子解析サービスの株式会社ジーンクエスト、世界初の垂直軸型マグナス風力発電機の実用化を目指す株式会社チャレナジ―ほか15社以上のベンチャー立ち上げに関わるイノベーターでもある。著書に『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』など。(写真:鈴木 愛子 以下同)

古市:大学受験は偏差値30(前編参照)で浪人、でも今度はめでたく合格して、と。生活は充実していましたか。

:正直言うと、「暇だな」と思いました。

古市:ほう。

:そうじゃなかったら会社なんて興さないですよ。研究は好きだからずっとやりたい。だけど、1年目から国際学会にも行っていたんですが、これだけやっていても僕は暇だな、と思った。それで、いろいろ調べていたら、アメリカにはシリコンバレーという場所があって、理系の大学院生が研究だけじゃなく起業したり、ビジネスについて勉強していたりしているという。スタンフォード大学のカルチャーですね。それはいいな、と考えて、BLS(ビジネス・ラボラトリー・フォー・スチューデント)という学生団体を作りました。理系でビジネスを学ぶプラットフォーム。

古市:その学生団体を作ったのはいつですか。

:修士の1年。

古市:1年目で学生団体を作った。へえ。メンツは?

:東工大、東大のメンバー。今、東工大の教員の大野一樹が立ち上げ時のトップ。2001年。もうその団体はないですが、僕らサイエンティストもビジネスをまったく知らなかったら起業はできません。海外でサイエンティストが起業できているのは、そういうカルチャーがあるし、理系の人がビジネスを知り、ビジネスを知っている人が理系の生き方を知っているからです。

コメント1

「イマドキの社会学者、イマドキの起業家に会いにいく」のバックナンバー

一覧

「科学者は「オタク」。札びらを切っても動かない」の著者

古市 憲寿

古市 憲寿(ふるいち・のりとし)

慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員

1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。大学院で若者とコミュニティについての研究の傍らIT戦略立案等に関わる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック