• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

第5回「日本式おもてなしよりも大切なもの」

講師:レジャーサービス研究所長・斉藤茂一氏

2015年1月9日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

「観光立国」が盛んに叫ばれている。突如現れたインバウンドという宝の山に、日本企業はどのように取り組んでいけばいいのか――。斉藤茂一さんは、オリエンタルランドなどを経て中国に進出し、中国企業の販売サービス研修などで講師を務め、数万人に上る中国人の指導に当たっている。そんな斉藤さんを講師に、インバウンドビジネスのキモを聞く。

斉藤 茂一(さいとう・しげかず)
レジャーサービス研究所(上海勒訊企業管理咨詢有限公司)所長。2000年より中国に進出。中国15都市で家電、アパレル、百貨店、ホテルなどの運営計画の立案と従業員教育事業を行い、約2万5000人の中国人スタッフの教育を実施。2009年に同研究所を設立し、販売接客やインバウンドのコンサルタントとして活躍中。著書に『中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術” 』(ぱる出版)などがある。(写真:稲垣純也、以下同)

斉藤さんは先日、空港で中国人の個人旅行者を助けたそうですね。

斉藤:助けたというほどでもないですが、ある日本の空港で到着する人を待っていたんですよ。ちょうどインフォメーションの前が待ち合わせ場所だったので、何の気なしに見ていたら、中国語を話す観光客がしきりに大声で何かを訴えている。

 ところがインフォメーションの女性は、その大声に圧倒されたんでしょうか。「分かりません」の一点張りです。しかも笑顔で。言葉が分からなければ私のように電子辞書に助けてもらうとか、パソコンのモニターを見せるとか、ほかにも方法があるでしょう。

 なのに、ひたすら「分かりません」ですからね。その観光客はよく見るとお腹を押さえて、具合が悪そうだったので、見かねて「どうしました?」と私が声をかけました。案の定、言葉が通じる病院を探している、と。

 私も中国からのお客さんが多いですから、彼らをいざという時に連れていける日本の病院をいくつかピックアップしてあります。その一つに電話して、すぐに行ってもらいました。

確かに中国人観光客は声が大きい人が多い気がしますが、そのインフォメーションの対応は「おもてなし」以前の問題ですね。具合が悪い人を助けてくれないインフォメーションなんて、世界中の空港を探しても、どこにもないですよ。

斉藤:ですよね。中国人はマナーが悪いから接客したくないという日本の販売員の声もよく聞くのですが、国民性はあるにせよ、本当に厚かましいキャラを持っているのは、実はひと握りの中国人だけなんです。私の知る限り、特に日本が好きで旅行に来るような中国人は、むしろ繊細な人が多い。

コメント6

「「インバウンドビジネス」が熱い」のバックナンバー

一覧

「第5回「日本式おもてなしよりも大切なもの」」の著者

福光 恵

福光 恵(ふくみつ・めぐみ)

ライター

美術業界を経て、1990年代からフリーライター。日本経済新聞土曜朝刊プラスワン「コトバ百貨店」、日経BPネット「トレンド・リテラシー講座」などの連載がある。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

西洋諸国は今、内なる敵との戦いに本気で取り組むべきでしょう。それは、変化できずにいる日本にも言えます。

ビル・エモット 国際ジャーナリスト、英エコノミスト誌・元編集長