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【三浦雄一郎】「人間は150歳まで生きられる」

最高齢エベレスト登頂者が挑む“攻めの健康”

2015年1月6日(火)

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 戦後70年――。今年、私たち日本人は、また1つの節目を迎えます。

 日経ビジネスオンラインでは、特別企画として戦後のリーダーたちが未来に託す「遺言」を連載していきます。焼け野原から輝ける時代を築いた当事者たちの言葉には、若い世代が持ち得ない強靭な視座があります。

 第2回は、登山家の三浦雄一郎氏の「遺言」。80歳でエベレスト登頂に成功し、世界最高齢登頂者となった三浦氏は、次の目標を85歳でヒマラヤ8200m地点からのスキー滑降と掲げて挑戦を続けています。

 この連載は、日経ビジネス本誌の特集「遺言 日本の未来へ」(2014年12月29日号)の連動企画です。本誌特集では、戦後リーダー34人にご登場いただきました。

攻め続ける登山家
三浦 雄一郎(みうら・ゆういちろう) プロスキーヤー、登山家。1970年、世界で初めてエベレストの8000m地点からスキーで滑降。第39代米大統領ジミー・カーター氏はこれに共感し、三浦氏のファンに。2003年に70歳、2008年に75歳、2013年に80歳でエベレストに登頂。自身の世界最高齢登頂者の記録を更新すべく、通販で買った片足1.4kgのトレーニングシューズで体を鍛える。1932年10月生まれ。(写真:千倉志野、以下同)

 最近は、登山に挑戦したり、山岳部に属して山に挑んだりする絶対数が少なくなっています。確かに登山は、ある意味じゃあ非常に危険なきついスポーツですからね。そういう意味ではある種のチャレンジ精神が薄れている世代になりつつあるんじゃないかな。

 ただ、そんな世の中でも山に挑む若い連中を見ていると、みんなテクニックや技術は素晴らしいよね。トップクラスの登山家は、今も昔と全然変わらないどころか、もっとすごい。

 例えば、2013年に僕と一緒にエベレストに登った平出(和也)くんは、登山家の金メダルと言われるゴールデンピッケル賞をもらっていますし、冒険山岳カメラマンとしても一流。

 僕が必死にエベレストにしがみついているところを、自分の庭みたいに跳び回っている(笑)。そういう意味では、新しい世代が次々に生まれているんでしょうね。

 登山家だけじゃありません。国際的な評価を見ても、オリンピックのメダリストやノーベル賞の受賞者、国際的な学術関係のトップクラスの受賞者たちは、僕らの年代と比べてケタ違いに増えています。

 僕らの時代はノーベル賞なんて、遠くて遠くて。日本人が一生取れるものじゃありませんでした。湯川秀樹さん以外、自分が生きているうちに取れる人はいないんじゃないかと思っていたら、みなさんどんどん受賞していますよね。

 もちろん、単にノーベル賞を取ればいいというものじゃないでしょう。けれど科学のほかに、スポーツでも世界のトップを争うようになってきている。うれしいですね。

 僕のこれまでの挑戦を振り返っても、日本人というのは、戦後の日本の復活とともに成長してきたのではないかと思います。

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「【三浦雄一郎】「人間は150歳まで生きられる」」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官