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若手の発想を促すのがことづくりには大事

帝人・長島徹相談役と探る“もの・ことづくり”(1)

2015年1月13日(火)

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 グローバルな競争において、日本のものづくり企業の強みを生かしていくためには、「もの・ことづくり」への変革が欠かせません。日本における成功事例は限られていますが、その一つが、帝人における取り組みです。今回は帝人の相談役の長島徹さんに登場いただきます。長島さんは、自社での活動と同時に、いち早く経済同友会で「もの・ことづくり」の重要性を説き、日本企業への浸透に注力してきた、伝道師でもあります。

田中:「ものこと双発学会」と「ものこと双発協議会」を立ち上げ、実践や理解のレベルを考慮しながら、月1回のペースで研究会などを開催し、毎回約25人が参加しています。

長島:具体例が紹介され、だんだん理解が進んできて、面白い会になってきました。わたしも今後とも、できるだけ多く参加したいと感じています。

田中:研究会の後、飲食店で交流するのが楽しみな人も多いようです。

長島:異業種の集まりですから、お酒を酌み交わしながらの話にも、刺激が多く、楽しみになりますね。

田中:建築業出身のコンサルタントなども新たに加わりました。

長島:製造業以外の分野では、ものづくりで強みを発揮できない分、知識や情報、アイデアをうまく使って、いろいろなサービスを生み出すことに、長けている印象があります。

田中:一般的に、建築とITの分野は、アーキテクチャ(全体の骨組みの設計)に長けているので、社会やシステムを全体から把握することを得意とする人が多いのです。

キャンバスを塗り込む西洋人、余白をうまく使う日本人

長島徹・帝人相談役

長島:ものづくり企業には、アーキテクチャを大事にする発想を、感覚的に受け入れづらい人もいますが、それでは「ことづくり」に踏み込めないでしょう。真っ白なキャンバスに、自分の構想を全部書いて実現していくというのは、画家といったアーティストの活動の延長線上にある感覚まで求められて、良いアプローチです。

田中:学生には、ITというインフラは、アーキテクトが好きなように、真っ白なキャンバスに描いたことを、社会に提供するものと説明しています。ただし、真っ白なキャンバスに、自由に描くというのは、多くの日本人にとっては難しいことです。

長島:一方で日本人は、空間のバランスを取ることが得意です。真っ白なキャンバスに、白地をそのまま残して描くようなことは、一般的な西洋人は考えません。すべてのスペースを塗ります。

 日本人ならば、墨絵のように、白地を残したまま、空間のバランスを取っていくことが得意です。ですから、社会システムや事業のアーキテクチャを構築するためのアプローチの仕方も、全然違うものになると思います。

田中:そうした感覚の違いに加えて、日本人には、目標や取り組みの方法が決まれば、力がまとまる傾向があります。逆に、欧米人は、がっちりと決められてしまったら、従いたがらない傾向があります。

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「若手の発想を促すのがことづくりには大事」の著者

田中 芳夫

田中 芳夫(たなか・よしお)

東京理科大学大学院教授

産ー官ー学での経験をもとに、これからの人たちと価値づくりを一緒に考えていきたい。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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