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勝率は9勝1敗。日高屋はいつも逆張りで成功してきた

ハイデイ日高会長 神田正氏に聞く(前編)

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2015年1月27日(火)

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 600店舗構想を掲げ、ラーメン店「日高屋」を中心に躍進を続けるハイデイ日高。創業者で会長の神田正氏は今なお現役で、店舗物件の選定に全責任を負う。12期連続最高益更新という驚異的な数字を達成した裏には、いちラーメン店の店主時代に培った経験に裏付けされた“勘”と逆張り戦略があった。

円安でエネルギーや原材料費の高騰が続く中、値上げを打ち出す外食チェーンも多いようですが。

神田:そうですね。ここはじゃあ一緒に上げようかというのと、もう一方は逆にこれが差異化するチャンスかもしれないという2つの考え方がありますね。現時点(2014年12月上旬)はまだ迷っているところ。

神田正(かんだ・ただし)氏。1941年、埼玉県日高市生まれ。中学卒業後、工場勤務など数々の職を転々とした後、20代初めでラーメン店に就職。引退した店長の店を引き継ぐ形で31歳で独立したものの閉店を余儀なくされる。73年、大宮市(現さいたま市)におよそ5坪のラーメン店「来来軒」をオープン。その後、「ラーメン館」などの新業態にもチャレンジ。83年に株式会社化し、98年、それまでの日高商事から「ハイデイ日高」に商号変更。99年、日本証券業協会(現ジャスダック)に店頭登録。2002年に主力を低価格ラーメン店「日高屋」に移行し、新宿に第1号店をオープン。05年4月に東証第2部、06年8月に第1部に上場。09年から現職。(写真:鈴木愛子、以下同)

外食業界でケタ違いの利益率2ケタ台

 ほとんどの人は単価で発想をしますから、単価当たり原価率がいくらで利益率がいくらでと考える。しかし値上げするよりも価格を据え置いた方がトータルでは儲かるというケースもあります。例えばうちは今、生ビールを310円で提供している。当初、350円で売っていたのを今は310円。どこで飲んでも味は同じなら、安い方が絶対に有利になります。

 これがもし餃子やラーメンだったら、10円、20円上げたとしても、商品力さえあればお客さんは許してくれるでしょう。だけどビールは違う。ということで思いきって安くしたら、350円の時よりも数が出る分、仕入れコストが下がって粗利は大きくなりました。

2014年2月期には売上高約320億円、経常利益約37億円で過去最高。売上高に対する経常利益率が11.6%というのも、外食業界ではケタ違いに大きいと感じます。

神田:派手なことは何もありません。地道にコツコツやってきた成果です。

 振り返ると、うちはいつも逆張りで成功してきたんです。私が事業を始めた1970年代当初、ラーメン店など単価の安い業態は家賃の安いところに行くのが常識でした。駅前に店を出したいと思って銀行にお金を借りに行ったら、「これからは車社会だっていうのにバカなことを言っているんじゃない!」って怒られたくらいで。だけど、うちは徹底的に駅前の、しかも1階にこだわって出店してきました。

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