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シャープ苦境、だがまだパプアニューギニアがある

旅行作家の山口由美氏に聞く

2015年2月12日(木)

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 技術力と先進性で日本の家電業界をリードしてきたシャープの苦戦が続いている。2月3日には2015年3月期の連結最終損益が300億円の赤字になる見通しを発表。300億円の黒字を見込んだ従来予想から一転、2期ぶりの赤字になることが確実になってきた。同社がここ数年、苦境にある原因は様々だが、その1つに国際競争の激化があるのは間違いない。中国・韓国勢が強力なライバルに成長し、新興国を中心に存在感を高めてきた。

 だが、全ての新興国で中国・韓国勢が圧倒的支持を集めているわけではない。日本製品、中でもシャープ贔屓という国も存在する。南海の秘境、パプアニューギニアだ。同国への渡航暦10回以上、日本・パプアニューギニア協会会員でもある旅行作家、山口由美氏に同国の最新事情と日本企業にとってのビジネスチャンスについて聞いた。

聞き手は鈴木信行

まずは消費市場としてのパプアニューギニアの可能性についてお聞きする前に、同国の基本的部分についてお聞きします。近著『世界でいちばん石器時代に近い国パプアニューギニア』(幻冬舎新書)によると、相当ユニークな国のようですが。

山口:最大の特徴は、その内陸部が、地球上で最も近年になって近代文明との接触(ファーストコンタクト)が図られたエリアの1つである点です。首都ポートモレスビーを含む沿岸部は、人類学者などによる探検や列強の侵攻もあって19世紀後半にはファーストコンタクトを果たしています。

1960年代まで発見されなかった集落がゴロゴロ

山口 由美 (やまぐち ゆみ)
1962年神奈川県箱根町生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。海外旅行とホテルの業界誌・業界紙のフリーランス記者を経て作家活動に入る。旅とホテルをテーマにノンフィクション、小説、紀行、エッセイ、評論など幅広い分野で執筆している。日本旅行作家協会会員。日本エコツーリズム協会会員。近著に『世界でいちばん石器時代に近い国パプアニューギニア』(幻冬舎新書)

 ですが、内陸部の中央高地、通称ハイランドでは、ゴロカやマウントハーゲンといった主要都市でも1930年代前半でしたし、さらに奥地には、ファーストコンタクトが1950~60年代だった地域も多くあります。ゴロカやマウントハーゲンの発見者は、当時、隆盛をきわめていたゴールドラッシュで、金を求めて奥地に分け入った人たちでした。

 一方、戦後から1975年の独立まで、オーストラリアの国際連合信託統治領時代、1950~60年代の最後のファーストコンタクトを行ったのは、地方行政を担ったパトロールオフィサー(通称:キアプ/地方行政官)です。例えば、彼らキアプによってファーストコンタクトが1965年と記録されるヨリアピという集落は、小型機が離着陸できる最も近い滑走路からでも数日間、ジャングルの中を歩いてようやくたどり着く辺境の地です。国境を超えたインドネシア領パプアには、いまだファーストコンタクトをしていない部族がいると主張する人もいます。

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「シャープ苦境、だがまだパプアニューギニアがある」の著者

鈴木 信行

鈴木 信行(すずき・のぶゆき)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス、日本経済新聞産業部、日経エンタテインメント、日経ベンチャーを経て2011年1月から日経ビジネス副編集長。中小企業経営、製造業全般、事業承継、相続税制度、資産運用などが守備範囲。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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