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マッチョvs へなちょこカブトムシ “アレ”に強いのはどっち?

【特別対談】岡山大学・宮竹教授×河合薫(前編)

2015年3月23日(月)

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 競争に勝たなきゃ! 競争に勝って成功者にならなきゃ!――。
 いつの頃からか、競争競争と尻を叩かれ、競争において相対的優位を保つことにプライオリティがおかれるようになった。

 「強いモノが勝つわけじゃない。勝ったモノが強いんです」と断言するのは、『「先送り」は生物学的に正しい』(講談社)の著者、岡山大学大学院の宮竹貴久教授。宮竹教授によれば、生物学的には真っ向勝負するより、「先送り」したほうが正しい戦略なんだとか。競争とは何か? 勝つとは何か? そんな素朴な疑問への答えを、進化生物学的な立場から探し出そうと、私、河合薫が、宮竹教授にお話を伺いました。

河合:先生は「死んだふり」の権威だと伺いまして、「これは面白い! 是非、お話を伺いたい」と。最近、死んだふりをしているミドルが多いんです(笑)。「コラ!死んでないぞ!」って怒られそうですけど、私には死んだふりをしているというふうにしか見えない。

宮竹 貴久(みやたけ・たかひさ)氏
岡山大学大学院環境生命科学研究科教授。理学博士。1962年、大阪生まれ。沖縄好きの父に連れられ中学時代から沖縄を訪れて昆虫を採集する。86年、琉球大学大学院農学研究科を修了後、沖縄県職員として勤務。97年、ロンドン大学生物学部客員研究員。2008年より現職。

 かつてイケイケだったバブル世代の同級生たちが、今ではすっかり息を潜めていて。二言目には、「いようと思えばうちの会社、65歳までいられるから」とか、リタイア後のことを言いだしたり。同世代の女性たちが元気さを増幅させているのとは、対照的です。

宮竹:そうか、そうか(笑)。私はもう50代ですけど、確かに理想と現実のギャップに戸惑う年代かもしれませんね。動物は、生き残るために死んだふりをする。有名なのは、オポッサムです。オポッサムは哺乳類で、カンガルーの仲間です。英語では死んだふりは、プレイ・ポッサムと言うんですよ。

 あとニワトリも、死んだふり得意ですよ。

河合:えーニワトリがですか? どんな時に死んだふりするんでしょうか。

宮竹:大抵、夜です。暗くなると野犬に襲われて、食べられちゃうことがある。なので野犬に捕まえられると、気絶してだらーっと死に真似をする。犬は「あれ?これは餌じゃなかったんだ」と驚いてニワトリを離す。その途端、ニワトリはスタスタと足早に逃げていくんですよ。

 カエルも死んだふりします。アマガエルを捕まえて、おなかをさすると動かなくなる。気絶するんです。

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「マッチョvs へなちょこカブトムシ “アレ”に強いのはどっち?」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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