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創業315年、凹んだ時期は新しい商売や取り組みで乗り切ってきた

にんべん第13代社長 高津克幸氏に聞く

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2015年3月18日(水)

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「つゆの素」「フレッシュパック」など、だし、やかつお節の分野でロングセラー商品を持つにんべん。競合が激化する中、「今のままではジリ貧」と飲食店など新事業に挑戦、海外展開も強化する。315年の歴史に磨きをかけ、「子供に『素敵な会社』と継いでもらえる企業にしたい」と語る高津克幸社長に、老舗の強みを生かす新戦略を聞いた。

にんべんは2010年10月、東京・中央区の商業施設内に新装開店した日本橋本店に「日本橋だし場(NIHONBASHI DASHI BAR)」というイート・イン・スペースを設けました。昨年3月には初の飲食店「日本橋だし場はなれ」も出店しています。「味わう」ことに主眼を置いた、飲食事業に進出したのはなぜですか。

高津:かつお節や加工食品の製造・販売を手掛ける我々の商品の核は、50年前に発売した「つゆの素」と45年前に発売した「フレッシュパック」です。これらの商品は今、メーカー間の競争やスーパーでの安売り激化で以前よりも収益環境が厳しくなっています。次の核がないままではジリ貧です。

とにかく知って触れて味わってもらう

高津克幸(たかつ・かつゆき)氏
1970年東京都生まれ、45歳。93年3月青山学院大学経営学部経営学科卒業。同年4月横浜高島屋(現高島屋横浜店)入社。96年4月にんべん入社。商品部、営業部、総務部、副社長などを経て2009年4月に社長に就任。(写真:菊池一郎、以下同)

 以前、にんべんの本社ビルには小売店舗がありましたが、ギフト需要がほとんどで客層は高齢化していました。バブル崩壊とともにギフト需要はどんどん減って、週末には数十人しかお客様が来ない日もあり、「これではいかん」と。

 次の核を生み育てるためにも、まずはお客様との接点を増やしたかった。日本橋地区の再開発を機に、とにかく知って触れて味わってもらおうと、新たに出した本店にイート・イン・スペースを設けました。

 だし場は思いのほか反響が大きく、若い方を含む新しいお客様を吸引するきっかけになりました。そこで次のステップとして昨年、飲食店に挑戦しました。

新しい事業に挑戦する時には社員の間に抵抗感も芽生えます。どうやって乗り越えましたか。

高津:実は、にんべんの歴史をさかのぼると、大正時代には喫茶部があり、小売店舗の横で喫茶店を営業していたらしいです。そんな事情もあってか、飲食業に対する抵抗はあまりなかったように思っています。

 ただ本格的な飲食店は初めてですからノウハウがない。「自分たちにできるのだろうか」という不安はあったかもしれません。そこでコンセプト開発と店舗設計などはカフェの開発・運営などを手掛ける会社の力を借りました。

 和食を気楽に楽しんでもらうのがはなれの狙い。炊き込みご飯や具だくさんの汁物を提供していますが、定番の和風だしをきかせたものと、洋風やアジア風のテイストを加えたものと、常に2軸でメニューをつくっています。メニュー検討会には私も顔を出して味を確かめています。

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