• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「生き残るためには、死んだフリ!?」 モラルにとらわれない最高の戦略

【特別対談】岡山大学・宮竹教授×河合薫(後編)

2015年3月30日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「自分の大切なものを守るためには、他人からなんて言われようと実行すべし!」――。

 こうアドバイスするのは、進化生物学者として昆虫たちの行動を観察してきた宮竹教授(岡山大学大学院)。
 常に他者の評価を気にする人間たちが、競争に必死になるあまり失っているモノとは何か?

 休息、子育て、持続可能性に至るまで、「マッチョvs へなちょこカブトムシ “アレ”に強いのはどっち?(前編コラム)」に至極納得した私、河合薫が今回は、ハエたちの最高の戦略から、ミドルたちが生き残る術に迫ります。

(対談の前編はこちら

河合:先生の著書を読み終えたときに、「もっと自分勝手に生きよう!」って思ったんですね。あっ、私、結構勝手に生きてるんですけど(編集者:深くうなづく)……、もっと自分を大切にしようって気持ちになりました。

宮竹 貴久(みやたけ・たかひさ)氏
岡山大学大学院環境生命科学研究科教授。理学博士。1962年、大阪生まれ。沖縄好きの父に連れられ中学時代から沖縄を訪れて昆虫を採集する。86年、琉球大学大学院農学研究科を修了後、沖縄県職員として勤務。97年、ロンドン大学生物学部客員研究員。2008年より現職。

宮竹:そう感じとってくれたなら嬉しいですね。僕はね、もっと人間もハエを見習ったほうが良いと思っているんです。

河合:ハエ……ですか?

宮竹:そうです。例えばハエも冬眠するんですけど、冬眠するのは寒くなるからだって思ってるでしょ?

河合:はい。寒いし、餌はない。だったら眠っちゃおうって。暖かくなってから行動すりゃいいやって。五月蝿っていうくらい、5月になったら動き回ろう!って。私、寒いの大嫌いなんで、ハエを見習って冬眠したいですね。

宮竹:アッハッハ。そんなに寒いの嫌いですか? でも、残念ながらハエは寒くなるから冬眠するのでありません。寒くなくても冬眠するメカニズムを持っていて、それは積極的に休息をとるのが目的なんです。

河合:えっと、つまり自分が休みたいから休む。たまたまそれが冬だってことなんでしょうか。

宮竹:たまたまというわけではないでしょうけど、寒いときに休んだほうが都合がいい。なので夏至を過ぎたあたりから、休みに向けたカウントダウンを始めます。日の長さが短くなると、徐々に体の構造を変えていくんです。体液にトレハロースという不凍物質があって、それを貯めていって準備ができ次第冬眠に入ります。なので、だいたい冬眠に入る日は決まっているんです。

コメント1

「インタビュー」のバックナンバー

一覧

「「生き残るためには、死んだフリ!?」 モラルにとらわれない最高の戦略」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員