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新入社員は1年間仕事なし。先輩を見て学ばせます

フォーバル会長 大久保秀夫氏に聞く(後編)

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2015年4月6日(月)

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25歳で起業したフォーバルの大久保秀夫会長が最初にぶつかったのは採用のカベだった。名もない企業にどうやって優秀な人材を集めるか。考えた末、大久保会長が採った作戦は飛び込みでやってきた他社の営業マンを片っ端から引き抜くことだった。「社員は家族」「企業は人なり」と熱く語る大久保会長の、人材に対する考え方を聞いた。

情報通信分野のベンチャー企業にしては珍しく、社員の勤続年数が長いですね。2011年に書かれた著書には「社員1024名のうち20年以上一緒に働いてくれている社員が120人います」とあります。

大久保:そうですね、これはやはり「家族主義」を貫いてきた結果だと思います。決してぬるま湯という意味ではなく、叱るときは厳しく本気で叱りました。それは社員を「家族と同じ」だと思ってきたからです。例えば、創業10周年記念には、社員ばかりではなくその家族も含めて全員を招待しました。社員の誕生日、奥さんの誕生日、あるいは子供さんの入学祝いなどには必ずプレゼントを贈っています。つまり、一般家庭のお父さん、お母さんが子供さんに接するように社員にも接してきた。それを35年間、ひたすら続けてきました。

大久保秀夫(おおくぼ・ひでお)氏
フォーバル会長。1954年、東京生まれ。国学院大学法学部卒業。卒業後、アパレル関係企業、外資系英語教材販売会社に就職するものの、日本的な年功序列や人を使い捨てにする経営方針に納得できず退社。80年、25歳で新日本工販(現フォーバル)を設立、社長に就任。ビジネスフォンの販売・レンタルを開始し、電電公社(現NTT)が独占していた市場に風穴を開ける。88年、当時、日本最短記録で店頭登録銘柄として株式公開。2010年に社長を退き、現職(写真:菊池一郎、以下同)

出社したら握手、退社する時も握手

 うちは社是の中に「社員が安心して力を発揮できる『場』作りに努力する」という項目があるんです。評価は厳しい半面、絶対に人を切りません。赤字の時も誰もクビにはしませんでした。そういうことが、どこかで安心感につながっているんでしょう。うちの社員は休みが続くと「会社に来たくなる」と言うんです。「仲間に会いたいから」と。月曜日に出社すると「おはよう」と挨拶して皆で握手をしていますよ。

それはモノのたとえですか、それとも、本当に握手をしている?

大久保:実際に握手をしています。それも毎朝です。本社の場合、出社すると全員が僕のところに来て握手します。もう35年間、1日も欠かさず全員と握手しています。僕とだけじゃなく、社員同士も互いに握手して挨拶を交わします。

どうして握手なのですか。

大久保:ボクシングの試合でゴングが鳴ったらお互いにグローブを付き合わせてから戦うように、握手した瞬間から仕事が始まる。会社にいる間はビジネス戦士です。けれど、仕事が終わって「さあ、飲みに行きましょう」となった瞬間から仲間になる。ここからは上司も部下もありません。だから、帰り際も握手をする。礼で始まって礼で終わる武道と同じです。

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