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「仕事が面白くないなら、あなたのために辞めてください」

イケア・ジャパン 泉川玲香さん 第2回

2015年4月10日(金)

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前回は新卒で入った放送局を辞めて、英会話学校の経営会社に転職したところまでうかがいました。

泉川玲香(いずみかわ・れいか)
大学卒業後、放送局にアナウンサーとして勤務。英国留学を経て、英会話学校の運営会社に入社。M&A業務で台湾、英国、スペインなどに滞在する。その後、外資系シネマ会社に転職し、日本初のシネマコンプレックスの立ち上げに参加。英国系シネマ会社に転職後は、人事総務部長として勤務。2004年、イケア・ジャパンの第一号店「IKEA船橋」にストアHRマネージャーとして招じられる。06年、イケア・ジャパンカントリーHRマネージャーを経て、08年、「IKEA新三郷」のストアマネージャー(店長)に就任。12年、カントリーHRマネージャーに戻り、イケア・ジャパンにおける人事制度改革の指揮を取る。(写真:鈴木 愛子、以下同)

泉川:英会話学校では海外投資部というところに配属されて、そこのマネージャーになりました。

海外投資部というのはどういう部署だったのでしょうか。

泉川:今でいうM&Aを手掛ける部署ですね。最初に台湾に赴任して、つぶれかけた学校を買う話を進めました。つぶれかけているけれど、実績や資産がある学校を探すことが、その会社のストラテジーの初歩だったんです。

なるほど。

泉川:そうやって現地での営業ライセンスを取得するのですが、つぶれかけている学校というのは、だいたい中にいる人たちのモチベーションが崩れていて、そこがアウトなんです。ですので、校長から教師から全員を入れ替えて、新しい人材を雇って、再トレーニングをします。それで、ある程度態勢が整って、利益が出るようになったら、別の企業に売却したり、さらに収益率を上げるためのテコ入れをしたり。そうしながら、舞台を次の国へと広げていきます。

さぞ面白かったことでしょう。

泉川:今までやってきた仕事の中で、「どれをもう一度したい?」と聞かれたら、「この時の仕事です」と、私も答えると思います。

 それはひとえに、その時の社長や上司にお力があったからです。社長はダイバーシティーを先取りしていたような方で、仕事において男性女性の差は、当時からまったく付けられませんでした。

 上司にあたる男性は銀行出身のM&Aのプロで、海外での交渉から実務、コネクションまで、本当に幅広い実力を身に付けておられました。当時の私は、まだ世の中の仕組みもよく分かっていなくて、自分の仕切りがよかったから案件が進んだ、なんて調子に乗っていたところもあったのですが、後から振り返ると、すべて上司にあたる方が地ならしをしてくださっていたからだと分かります。

ヨーロッパを飛び回り、そして出産

フェアに力を発揮できる環境は、男性女性を問わず大事ですよね。

泉川:私は海外投資部の次長だったのですが、入社時は経理とか財務とか、そういうバックグラウンドは、まるでありませんでした。そこで、実際に海外で仕事にとりかかるまでの1年間は、大手銀行がやっていた経営セミナーにも通わせてもらったんです。

それは仕事と並行して?

泉川:はい。社長から「行って勉強してきなさい」と言われて、費用も会社が出してくれました。時間的には大変でしたが、財務諸表の読み解き方など、基礎中の基礎から学ぶことができた貴重な機会でした。この1年間がなかったら、今、イケア・ジャパンで人事を担当して、こんなに仕事をエンジョイすることはなかったと思います。

台湾に駐在された後は、どちらへ?

泉川:次はスペイン、フランス、イギリスで展開しようということで、拠点のロンドンに台湾から直接、赴任しました。そこから、スペインやフランスに飛ぶ毎日がはじまって。

すごい。ただ、そういうふうに忙しくなると、女性って体を壊しませんか。

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「「仕事が面白くないなら、あなたのために辞めてください」」の著者

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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