• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

劇団四季、上場しない「身の丈経営」

第14回 越智幸紀専務に聞く(上)

2015年5月11日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

左から山口義宏氏、劇団四季の越智幸紀専務、田端信太郎氏

 ブランドコンサルタントの山口義宏氏と、デジタルメディア活動家の田端信太郎氏により、個性的なブランドの魅力を、現場体験とインタビューで探っていく連載のSeason3。取り上げるブランドの5つ目は劇団四季だ。取材に先立ち家族と『ライオンキング』を初めて鑑賞した2人が、越智幸紀専務に、四季の仕組みやマネジメントについて根ほり葉ほり伺った。

山口:この鼎談に先立ち、『ライオンキング』を鑑賞しました。5歳の子どもと一緒に行ったのですが、今やすっかり、車の中のBGMは『ライオンキング』の劇中歌になっています。

田端:私も『ライオンキング』を見ました。実は山口さんも僕も、これが初めての劇団四季体験でして、普段から熱心に演劇を見ているわけではないんです。それでも、四季はほかの劇団とは違うビジネスの仕組みがあることについては知っていて、かなりシステマチックにやっていらっしゃる印象がありました。

越智:確かに、ほかの興行団体とはちょっと立ち位置が違います。テレビや映画で有名な俳優を使って集客することはありませんし、そもそも四季の場合、公演のチラシに俳優の名前が一切載っていません。これは、ユニットとしてのブランド強化を目指しているからです。

田端:ステージでも役者紹介があるわけでなく、それが逆に新鮮でした。

越智:その方が、お客様も劇の世界に入り込みやすいという効果があると思っています。四季の俳優は、基本的に四季の舞台の仕事しかしませんので、普段テレビコマーシャルに出ている俳優がいて、現実に引き戻されるということもありません。

田端:色が付くことがないんですね。

「舞台の感動を届けたい」

山口:グッズもあまり販売されていませんよね。もっと作れば儲かるのに、とつい思ってしまいます。そもそも、なぜ俳優を軸とした集客をしないことを選ばれたのですか。

越智:四季は1953年に創立しました。昭和でいうと28年で、ちょうど、民放テレビ局が開局した頃です。既存の劇団の俳優がテレビに活躍の場を見出す中、四季は舞台の感動を届けることによって、お客様に劇場にお越しいただくことに傾注してきたのです。

 テレビで名を売った俳優さんではなく、純粋に舞台の面白さでお客様を呼ぼうと、当時から考えていました。

「ニッポンブランド強化作戦Season3 価値が宿る現場を歩く」のバックナンバー

一覧

「劇団四季、上場しない「身の丈経営」」の著者

田端 信太郎

田端 信太郎(たばた しんたろう)

デジタルメディア活動家

1975年石川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。リクルートでフリーマガジン「R25」を立ち上げる。2012年、NHN Japan(現LINE)執行役員に就任。2014年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

山口 義宏

山口 義宏(やまぐち・よしひろ)

インサイトフォース社長

1978年東京都生まれ。ソニー子会社にて戦略コンサルティング事業の事業部長、リンクアンドモチベーションにてブランドコンサルティングのデリバリー統括などを経て、2010年に「インサイトフォース」設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

店長や売り場主任などの管理職は、パートを含む社員の声を吸い上げて戦略を立てることが重要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長