• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

水素ステーションの設置計画、2016年度以降の息切れが心配

2015年5月15日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 経済産業省が「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を策定した2014年6月から、まもなく1年が経とうとしている。その間にトヨタ自動車が燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を発売するなど、水素関連の話が目立つようになってきた。一方で、肝心の水素ステーションの普及は目に見えて広がっているとは言えない状況だ。そこで、水素関連の調査に長年関わってきたテクノバの丸田昭輝氏に今後の見通しを聞いた。テクノバは1978年に設立された技術系シンクタンクで、アイシン精機などが主要株主となっている。

(聞き手は坂田亮太郎)

岩谷産業は4月13日、東京都心では初となる水素ステーションをオープンさせた

岩谷産業が4月上旬に、東京タワーのすぐ近くに水素ステーションを開設しました。

丸田:あそこはトヨタ東京カローラの発祥の地です。トヨタグループにとって歴史的な場所であり、その大切な場所を岩谷産業に貸したわけです。トヨタとしても水素ステーションを普及させる先兵役として、岩谷産業に期待しているということでしょう。

丸田昭輝(まるた・あきてる)氏
テクノバ調査研究部主査。これまで国、自治体、民間委託で水素や燃料電池関連の調査プロジェクトを多数手掛けた。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が策定する水素技術ロードマップでは、事務局として取りまとめを実施(2008年度版と2010年度版)。2005年以来、主要国の政策交流組織である「水素・燃料電池国際パートナーシップ(IPHE)」の日本代表団メンバー。高圧ガス製造保安責任者資格取得。博士(環境学)

石油元売りと比べると企業規模が一回り小さい岩谷ですが、水素ステーションの普及に向けた取り組みとしては突出しています。2015年度末までに国内で20カ所も設置する計画です。「将来は水素の時代になる」という創業者の意志がある会社と、今はガソリンの方が儲かると考えている会社とではスタンスに違いがあると感じます。

丸田:岩谷産業は今、株式市場で「水素関連株」という評価も受けていますよね。岩谷としては、水素で注目を浴びたいという気持ちがあると思います。

 JX日鉱日石エネルギーをはじめ石油元売りには広いポートフォリオがあります。HV(ハイブリット車)の普及などで、ガソリンの需要そのものが縮小している中で、水素事業を位置付けなければなりません。しかも既存のリソースを生かしていかなきゃならないとなると、かなり苦しいと思います。

 ただ、(岩谷の存在は)いい刺激になっていると思いますよ。JXは、2015年度までに水素ステーションを40カ所設置する計画を持っており、それは変えていません。

コメント0

「キーパーソンに聞く」のバックナンバー

一覧

「水素ステーションの設置計画、2016年度以降の息切れが心配」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック