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Sansan | IT×人力の名刺管理で世界へ

寺田親弘 代表取締役社長

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2015年6月3日(水)

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 クラウド型の法人向け名刺管理サービス「Sansan」を提供するSansan。名刺のスキャン情報と手入力を組み合わせ、ほぼ100%の精度で名刺をデータベース化する。個人向けの名刺管理サービス「Eight」も開発・提供し、国内での認知度を高めている。寺田親弘社長は北米での事業展開を皮切りに、海外市場に打って出る意気込みを語る。

(聞き手は 井原 敏宏)

(写真:新関 雅士)

 クラウド型の法人向け名刺管理サービス「Sansan」を提供するSansan。名刺のスキャン情報と手入力を組み合わせ、ほぼ100%の精度で名刺をデータベース化する。個人向けの名刺管理サービス「Eight」も開発・提供し、国内での認知度を高めている。寺田親弘社長は北米での事業展開を皮切りに、海外市場に打って出る意気込みを語る。

 名刺管理に着目した最初の理由は、これが自分自身の課題だったからです。名刺管理は古くて新しい課題です。大量の名刺から目的の名刺を探し出すのに時間を奪われ、困っていました。それに社内の人脈が共有されていない状態も何とかしたいと思っていました。ある会社の担当者に連絡を取るため、代表電話に電話をかけたら断られる。ようやく担当者につながったら、実は社内の後ろの席にいる人と知り合いだったということがありました。

 こうした課題は、名刺をインターネット上でデータベース化する仕組みがあれば解決します。データベース化すれば手軽に検索できますし、社内で人脈を共有することもできます。

 名刺は世界中で使われており、1年間に100億枚流通すると言われています。ということは、人と人がそれだけ多く出会っているわけです。

 自分の課題の解決を入り口にして、そこから世界中の人々の働き方を変えたり、新しい常識を作ったりできるのではないか。そんな名刺管理の奥行きの深さに、チャンスを感じました。名刺のデータベース化には世界を変える可能性があると思ったのです。

人力に至ったのは必然

 Sansanでは、スキャン情報と手入力を組み合わせて名刺をデータベース化しています。人の手による入力という発想に至ったのは、自分が抱えていた課題の解決や、思い描いた顧客価値を提供するサービスを実現するには、そうせざるを得なかったからです。

 スキャナーなどで取り込んだ名刺のデータは、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどに振り分け、個人情報を特定できない状態にします。その上で複数のオペレーターが二重三重に手作業で入力します。これにより、ほぼ100%の入力精度を達成しました。

 例えばOCR(光学式読み取り装置)の文字認識精度が90%だとしても、10%は間違っていることになります。それによってメールが届かなかったり、電話番号や名前が違っていたりすれば、それはビジネスで使えるデータベースとは言えません。

 人が入力せざるを得ないことが分かったとき、「だから世の中に自分が求めるサービスが無かったのか」と腑に落ちました。ITと人力の組み合わせは手間がかかるため、誰もやろうとしなかったのです。

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