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リーダーはつらい時こそ笑顔を見せる

神戸製鋼所の佐藤廣士会長に聞く

2015年6月9日(火)

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 リーダーに求められる資質とは何か――。

 神戸製鋼所の佐藤廣士会長はその一つとして、「リーダーはつらい時こそ、深刻そうな顔をせず、笑顔を見せることが大事だ」と強調する。

 佐藤会長はリーマンショックの翌年の2009年4月に社長に就任。鉄鋼需要が急落する中で“舵取り”を担い、その後も在任中の2011年には東日本大震災に見舞われた。事業の整理など厳しい決断を下さなければならない時もあったが、常に笑顔を絶やさなかったと、社員の多くが振り返る。

 全国の拠点を回って従業員と直接対話するなどして、現場の士気を高めてきた佐藤氏に、逆境時のリーダーシップに関する持論を聞いた。

(聞き手は西頭 恒明)

佐藤さんが社長に就任したのは2009年4月ですね。この年はリーマンショックの翌年で、鉄鋼業界は需要の大幅な急落に揺れました。大変な時期に社長に就かれましたね。

佐藤:需要がもう下がりまくっていて、高炉をどうやって動かそうかと一番悩んでいる時に社長になったんです。「バンキング」と言いまして、鉄は生産せずに高炉を温かい状態で保って稼働が可能な状態にしておく技術があるんですが、それをやるか、やるまいかという議論をしていたのを思い出します。

佐藤 廣士(さとう・ひろし)氏
1970年3月九州大学大学院修士課程冶金学専攻修了、同年4月神戸製鋼所入社。95年4月技術開発本部開発企画部長。96年6月取締役。2009年4月社長に就任。2013年4月から会長。(写真:清水 盟貴)

そういう時期に社長に就いて、就任中には経営上、厳しい判断もいくつか下してこられました。しかし、4年間の社長在任中、佐藤さんはいつも笑顔を絶やさず、しんどそうな素振りも見せなかったと社員の方はおっしゃいます。佐藤さんご自身はどんなことをお考えになっていたのですか。

佐藤:僕はもともと技術開発部門出身でしてね。ちょっと理屈っぽく言うと、どれが一番の「支配因子」かを見つけるのが仕事なんです。これは温度が効いているとか、流速が効いているとか、何が一番効いているのかを見つけて、例えば温度が効いている場合、どう上げたらいいのか、下げたらいいのかという対策を考えるわけです。

 そういう世界で生きてきましたので、悪いという状況に対しては、なぜ悪いのか、どの程度悪いのかが分かれば手が打てるだろうと思っていました。生まれつきのんびりとした性格なのかもしれませんが…。

 社長に指名されてまず、3つのことに取り組みました。最初にコンプライアンスをきちんとしないといけない。これが第一命題です。次が主力事業でどう収益力を持たせるか。特に鉄鋼は当時、原料は高いのに製品は安い。しかも為替はすごい円高という中で、どうすればいいのか。3つ目は、足元ばかり見ていては企業は存続できないので、当社は将来どのように生きていくのかを考える。この3点セットでいこうと思ったんですね。

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「リーダーはつらい時こそ笑顔を見せる」の著者

西頭 恒明

西頭 恒明(にしとう・つねあき)

日経ビジネス副編集長

1989年4月日経BP社入社。「日経イベント」を経て、96年8月「日経ビジネス」編集部に異動。2008年10月日経ビジネス副編集長。2009年1月日経情報ストラテジー編集長。2012年1月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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