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日経平均2万円に乗り遅れた全ての人へ ~たとえばこんな選択肢~

マーケット ストラテジィ インスティチュートの亀井幸一郎代表取締役に聞く

2015年6月11日(木)

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5月下旬から12連騰した日経平均。1年前、1万5000円前後だったインデックスは、あれよあれよという間に急上昇し、ついに2万円を突破してしまった。株を持っている人の中には、笑いが止まらない人もいるはずだ。

もっとも、全ての人が今回の株高の恩恵を受けているわけではない。「リーマン・ショック後の7000円台とは言わないが、せめて1万円前後だった時期に、ブルファンドでも買っておけば…」。そう地団駄を踏んでいる人も少なくないのではないだろうか。

日経平均はどこまで上がるのか。「過去に4万円近くまで行ったのだからまだ行ける」というシンプルな発想の人もいるし、「日経平均6万円」説を唱える専門家も出始めている。ただ一方で、未来のことは誰にも分からず、後になって振り返れば「あそこが天井だった!」という事態に陥る可能性もゼロではない。そんなわけで、結局、上がり続ける株価ボードをただ呆然と眺めている――。これが「日経平均2万円に乗り遅れた人々」の日常ではなかろうか。

だが、投資商品は、なにも株式だけではない。投資の基本は「安く買って高く売ること」。株式とは対照的に、低迷を続ける投資対象はいくらでもある。中でも、近年、とりわけ“残念な展開”を続けている「ある商品」の話を聞いてきた。

聞き手は鈴木信行

    【註】
  • 本コラムの狙いは、特定の金融商品の売買等の推奨ではなく、商品相場のメカニズムについて読者と知的好奇心を共有することが目的です。
  • これから本コラムで展開されるストーリーは、あくまで話し手及び聞き手の想像上のものであり、コメントはいずれも私的見解です。
  • 読者が自らの責任の下、本コラムを参考にすることは自由ですが、その結果として発生するいかなる事態にも、話し手及び聞き手、出版社は一切の責任を負いません。

日経平均は盛り上がりを見せていますが、冴えないのが商品です。特にご専門である貴金属、中でも「金」は非常に上値の重い状況が続いています。1オンス(31.1035グラム)当たり金価格は年当初には1300ドルを伺う局面もありましたが、3月以降は1170~1200ドル辺りをうろうろする展開が続いています。

かめい・こういちろう 中央大学法学部卒業。山一証券に8年間勤務後、日本初のFP会社で投資顧問会社マネー・マネジメント・インスティチュート(MMI)入社。1992年世界的な金の広報・調査機関ワールド ゴールド カウンシル(WGC/本部ロンドン)入社。企画調査部長として経済調査、金市場のマーケット分析に従事。1998年独立し分析、評論活動に入る。2002年マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表取締役。著書に『急騰前の金を買いなさい』(廣済堂出版)、『純金争奪時代』(角川SSC新書)、『金はどうして騰がるのか』(宝島社)。

亀井:まあ、はっきり言って、この時期にはもう少し上の水準を推移しているんじゃないか、と想定していたのは事実です。

金相場のこれまでの道のりを簡単に振り返りますと、1オンス当たり金価格が史上初の1900ドルを達成したのが2011年8月のことです。

亀井:リーマン・ショック後の景気の急収縮に対応するため、FRB(連邦準備制度理事会)は大規模な量的緩和を敢行しました。後にQE(quantitative easing)と呼ばれる“お金のばらまき策”の危うさを嗅ぎ取った機関投資家や超富裕層が資金の一部を金にシフト。そのタイミングで、財政をめぐる政治的混乱から米国債が最上格付けを失い、ヘッジファンドなど投機資金が一気に金に流入した。これが2011年の大暴騰の簡単な背景です。

「1250ドルは割れない」はずなのに…

しかし、急騰は長く続かず、2013年に入ると1100ドル台まで急落してしまいました。

亀井:そうでした。

ところが、この大急落の過程で「現状は調整局面の渦中にあり、次の上昇波動へ向けた準備期間だ」という主張が表れました。2013年6月に出版された著書『急騰前の金を買いなさい』(廣済堂出版)はその1つです。

亀井:ええ。

本によれば、「下げ局面にある金はむしろ買い場で、今後、急騰する可能性がある。下がったとしても1250ドル」と書いてあります。

亀井:なのに、なぜ現状のようなことになっているのか、今日は聞きに来られた、というわけですね。

その通りです。

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「日経平均2万円に乗り遅れた全ての人へ ~たとえばこんな選択肢~」の著者

鈴木 信行

鈴木 信行(すずき・のぶゆき)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス、日本経済新聞産業部、日経エンタテインメント、日経ベンチャーを経て2011年1月から日経ビジネス副編集長。中小企業経営、製造業全般、事業承継、相続税制度、資産運用などが守備範囲。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官