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岩田社長の静かな革命宣言

“Everyday, there is something new. For everyone, everyday.”

2006年5月19日(金)

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 世界最大のテレビゲーム展示会・E3(Electronic Entertainment Expo)。2回にわたって現場の空気を切り取ってお伝えしてきましたが、今回からはデジタルエンターテインメント市場の風向きをとらえ、そこから見えてくる未来を読み解いていくという、従来のスタイルに戻ります。

 2007年以降の未来を見据えたとき、今回のE3で、最も注目すべきは、「任天堂の新マシンWii(ウィー)でした。――と書くと、読者の皆さんは、真っ先に、あの斬新なコントローラーを思い浮かべるかもしれません。たしかに、あのコントローラーは革命的でした。しかし、そこだけに目を奪われると、今後のテレビゲームの変化の潮流を見逃しますので、ご注意ください。

 Wiiというマシンの真の凄さは、あのコントローラーにはないのです。

 むしろ、より注目すべきは「WiiCONNECT24」と呼ばれる機能が搭載されていること。この機能により、ゲーム機が24時間にわたって常時接続され、ゲームを遊んでいないときでも新しいコンテンツが配信され続けるようになりました。これが、2007年以降のデジタルエンターテインメントビジネスの常識を、大きく変貌させていくと予想されます。

「よし、テレビを見るぞ!」という人がいない理由

 なぜなら、現在のテレビゲームは、「よし、ゲームをやるぞ!」と気合を入れてから、やっと電源を入れるという娯楽になっているからです。どうしても遊びたいゲームがあるときは問題ないのですが、ふと「気合いを入れるのが億劫だ」と感じた瞬間、ゲームをやる気は失われてしまう。昨今、ゲームから離れてしまう人が増えているのは、このためです。

 それを食い止める対処策は2つあります。ひとつはプレイステーション3(PS3)やXbox 360が目指している方向性です。ユーザーを「よし、ゲームをやるぜ!」という気分にさせるため、より豪華な、いままで見たことのないようなゲームを用意するという方向ですね。だからこそ、より凄いゲームを作れるよう、最新の技術を注ぎ込んだハイスペックなゲーム機が作られているのです。

 しかし、世の中を見回してみると、気合いを入れなくとも楽しめるエンターテインメントは、山のように存在します。その代表例がテレビ放送です。帰宅すると、ついテレビの電源を入れることを習慣にしている人は多いはず。「よし、テレビを見るぞ!」と気合いを入れることなく、わたしたちは、ごく日常的にテレビというエンターテインメントを楽しんでいるのです。

 で、あるならば、ゲーム機がそれを目指していけない理由があるでしょうか?

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「岩田社長の静かな革命宣言」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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