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『99.9%は仮説』と上役に言えますか

思いこみの頭を柔らかくする、理論の限界の自覚

2006年6月14日(水)

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 科学理論、特に最先端の物理科学の啓蒙書を読む楽しさの一つは、せちがらい現実からひととき離れて、豊かなイマジネーションの世界に浸れることにある。

 何せそこでは、下手なトンデモ理論が裸足で逃げ出す奇抜な仮説の数々が、日進月歩で唱えられているのだ。宇宙はヒモでできていて、十ないし十一の次元で成り立っているという「M理論」、時間旅行SFでおなじみ「多元宇宙論」、時空は連続ではないとする「ループ量子重力理論」…。

宇宙論ならともかく、飛行機まで「仮説」で飛ぶとは…

 当然、今まで常識とされていた考え方でも、新しい理論の登場によって次々と乗り越えられていく。1989年に大ベストセラーとなった『ホーキング、宇宙を語る』には「どんな物理理論も、仮説にすぎないという意味ではつねに暫定的なものである。理論を証明することはできない」とあるが、「科学とは、いちばん新しい仮説の集まりにすぎない」ことは、科学史を見る限り自明の理なのだ。

 しかし同時に、それはあくまで「宇宙」や「究極理論」といった広遠で最先端な世界での話。自分の身近な現実の肌触りが、理論的に引っ繰り返されてしまうような経験まで味わせてくれるような読み物が、そう存在するわけではなかった。

 本書のインパクトは、まさにこの点にこそある。

 たとえば、冒頭に収められている「飛行機はなぜ飛ぶのか? 実はよくわかっていない」という話。

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