• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ネットとサッカー、世界と日本の温度差

Jリーグは「ネット独自の媒体」を原則拒否

2006年6月8日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 サッカー日本代表チームは、2試合の最終壮行試合を終えました。ワールドカップ初戦のオーストラリア戦まであと1週間です。ドイツ戦では予想外の健闘を見せたものの、マルタ戦の結果も含めてまだまだ課題の残る仕上がり。予選リーグの中で最も重要なオーストラリア戦をまずは制し、決勝トーナメント進出を果たしてほしいものです。

 ワールドカップも直前に迫り、新聞・雑誌などのワールドカップに向けた販売戦略も出揃いました。今回は、前回2002年大会時点と現在の市場の変化と、サッカーメディアの未来について考えてみたいと思います。

4年前はサッカー専門誌が速報性に走ったが

 2002年、つまり4年前の日韓共催ワールドカップ大会の期間中、サッカー専門各誌は、競って「刊行ペースの短縮」を行いました。通常月2回刊行の「Number」は週刊化。そして、「週刊サッカーマガジン」は週2回刊行へ。「週刊サッカーダイジェスト」は日刊で発行。雑誌というメディアの限界に近い「速報性」を追い求めたと言っていいでしょう。日本国内で行われた大会ということもあり、また国民全体がある種異常とも思える熱気に包まれていたこの年、雑誌メディアもその熱気に乗る形で膨大な量の出版物を世に送り出しました。

 そして、4年後の今大会でも、「Number」が週刊化するなど、刊行ペースを短縮することで読者ニーズに対応しようとの動きが見られます。しかし、前回ほど「みんなそろって」という状況にはありません。

 その理由は、大きく3つが考えられます。まず、2002年の経験です。刊行ペースをこぞって変更した各誌でしたが、販売実績の面で成功したといえるのはほんの一部です。その数少ない成功例だった「Number」以外は、今回は「刊行ペース短縮」を行っていません。

サッカー専門の新聞が登場した

 もうひとつの理由は、サッカーを巡るメディア環境の変化が挙げられます。具体的には、初のサッカー専門新聞「エル ゴラッソ」(週3回刊行)の登場です。2004年に創刊した同紙は、Jリーグを中心とする国内サッカーにフォーカスした紙面構成で、「熱い」サッカーファンを読者として獲得する事に成功しました。

 東京近郊などで電車通勤されている方は、キオスクで売られている「ピンク色の新聞」に見覚えがあるのではないでしょうか。首都圏などエリアは限られているものの、一部地域では読売新聞の販売店を通じて宅配も行われています。

 「エル ゴラッソ」は、初めて迎える今回のワールドカップで「日刊新聞」として期間中毎日発行されます。即時性の面で大きなアドバンテージを持つ同紙は、既存のスポーツ新聞の報道に飽き足らないサッカーファンにとって「ワールドカップ・ライフ」を楽しむためのツールとなるでしょう。これに対し、刊行ペースを短縮し、速報性で勝負するという面では、既存雑誌の勝算は薄いと言わざるを得ません。

 そして、インターネット上で提供されるサッカー関連情報の量が飛躍的に増加していることも見逃せません。

コメント3

「ワールドカップSideB」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック