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情報社会に挑戦するジーコ・スタイル

「集団の知恵」と「集団の極性化」のはざまで

  • 小橋 昭彦

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2006年6月20日(火)

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 サッカーの日本代表を語る時、規律を重視した前トルシエ監督と、選手の自発性を重んじるジーコ監督の比較がしばしばなされます。チームをまとめる思想において好対照をなしていますし、恐らく職場でも、組織論と絡めて格好の話題のネタになっているのではないでしょうか。

集団の持つ2つの特色

 集団の持つ知恵については、コンドルセのパラドクスを取り上げた以前のコラムで簡単に紹介しました。その中で「何かを予測するとき、少数の専門家による意見よりも、集団で投票した値の方が正確な場合が少なくない」と書いているのですが、それは例えばこのような事例です(1907年にフランシス・ゴールトンが科学専門誌「ネイチャー」に寄稿したものです)。

 ある見本市で、雄牛の重量当てクイズが行われました。クイズに応募するのは、素人がほとんどです。投票された数値を平均すると、きっと的外れな数値になると思われていました。ところが実際に結果を平均してみると、正解に極めて近い数値になったのです。

 本当の重さ1198ポンドに対し、投票の平均値は1197ポンド。このように、多くの人が参加する投票の結果が実際の結果に近くなる事例としては、アイオワ大学による大統領選挙予測市場や、アカデミー賞の受賞作品を的中させたこともある「ハリウッド市場」なども有名です 。

 ただし、漠然と「大衆の知恵」はすごいと言えるかというと、そうでもありません。集団で行う意思決定は、個人で行う場合よりも、極端な方向に流れやすくなることも知られています。

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