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ロゴはなくても現場を支える「ニコン」「キヤノン」

カメラメーカーが戦うワールドカップ

2006年6月22日(木)

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 ワールドカップも予選リーグがいよいよ大詰め。ドイツ国内でも、会場内外の盛り上がりがどんどん高まっているのを肌で感じます。街中では国旗をはためかせて走る車が目に見えて増え、各国のレプリカユニフォームを着たサポーターの姿も目立ちます。夜になれば、勝利を祝う歌や車のクラクションが鳴り響き、否が応でも「祝祭」気分を満喫できます。

 大会そのものも、開催国ドイツが早々に予選リーグ突破を決め、そしてアルゼンチンやブラジル、イングランドなどの強豪国も力を見せており、好ゲームの連続です。今後のグループリーグ最終節、そして決勝トーナメントも非常に楽しみになってきました。

カメラだけは例外中の例外

 さて、ワールドカップにおいてはいかなる企業もスポンサー以外は企業名などを表示したり、存在をアピールできない環境となっている、と前回までにご紹介しました。巨額の広告費を投下した世界的企業だけが、独占的にこのイベントを宣伝広告に利用できるのです。

 ただ、実際に現場で取材していると、厳密に運用されていない面や、事前の報道と食い違う点も多々あります。例えば前回紹介した大型バスの件(ヒュンダイが自動車スポンサーですが、バスはダイムラークライスラーなど他社のものにステッカーを貼って対応)、そして第1回に掲載した「バドワイザーとビットの取引」による、会場内での地元ビールの販売も、実際には反故にされています。会場内でのビールは、やはり「バド」でした。

 とはいえおおむね徹底されていると見えるスポンサーの独占的権利ですが、その中で例外とも言える現場を見ることができました。各会場の片隅にある「カメラ・リペアブース」です。

スポンサーではないので、無印でサポートを

 これは、会場に取材に訪れたカメラマンのためのサービスブースで、その常駐スタッフは、世界のプロ向けカメラをリードする二大企業、つまりニコンとキヤノンから派遣されています。それぞれのブースが各会場に1セットずつ設置され、カメラマンの要望に応えているのです。

 極端に言えば、記者は「紙とペン」があれば原稿を書くことができます。しかし、カメラマンはカメラのトラブルがあれば、全く手も足も出ません。ニコンとキヤノンの2社は、これまでの大会でもメディアセンター内にブースを設置し、プロカメラマンからの修理依頼に応え、カメラの貸し出しなども行ってきました。そこでは、現地法人のスタッフだけではなく、日本の本社からもサービススタッフが渡独。世界各国から来たカメラマンが抱えるさまざまな問題を解決し、取材を支援しています。

 このように、メディアにとって非常に重要なブースですが、この2社はスポンサーではありません(近い業種では富士写真フイルムが公式スポンサーですが、メディアに対しては特に何の対応もしていません)。このため、明らかにニコンとキヤノンのブースでありながら、「インフォメーション」や「チケット受け取り」などと同列に、あくまでメディアセンターの一施設として扱われています。従って、ニコンもキヤノンも、会場内でロゴはいっさい露出することができません。

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