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【第1回】椎間板ヘルニアのレーザー治療

痛みや痺れにサヨウナラ、5分で終了し翌日には退院

  • 井上 俊明

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2006年7月7日(金)

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 「傷口はこれぐらいだよ」。医師の指差す先には、虫刺され程度の大きさの赤い円があった。

 X線CT装置の中に横たわっているのは、30代前半の男性患者。腰椎の骨と骨の間でクッションの役目をしている椎間板の中身(髄核)が、外部に飛び出して神経を圧迫するヘルニアに悩み、痛みや痺れのために50m歩くのもつらいほどだった。

極細の針を腰に刺しCTで狙いを定める

 千葉県柏市の東京慈恵会医科大学付属柏病院。この病院は、X線CTを用いた腰椎椎間板ヘルニアのレーザー治療を行なっている。

 患者は午後3時半に、外来のCT検査室に歩いて入ってきた。そして、腕から点滴をして撮影台に腹ばいになり、腰に麻酔を受けた。この麻酔は、歯を抜く時に使うのと同じものだ。

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腰椎椎間板ヘルニアのレーザー手術。X線CTで位置を確認しながら行なう点が、高度先進の医療技術とされている

 “執刀”するのは、同病院救急部の小山勉助教授。小山氏は、患者の腰に1~2ミリの針を刺した後、何度もCT内に患者を出し入れし、できるだけ髄核の中心部に針が届くよう画像を見ながら慎重に位置決めをした。そして、4時10分頃、赤い光を放つレーザーファイバーを挿入、「じゃあいきます」と声をかけた。

 YAGレーザーの照射が始まり、髄核が高温で焼かれ、その一部が蒸散していく。その結果、神経を圧迫している髄核の圧力が低下し、痛みやしびれがとれるというのが、レーザー治療の原理だ。小山氏は、「100、150……」と照射量を読み上げていき、それが1000に達したところで、治療は終了した。レーザー照射が始まってから、5分足らずしかたっていない。

 治療を受けた患者は、4時半になる前に家族と言葉を交わしつつストレッチャーに乗って検査室から退出した。この日こそ病院どまりだが、翌日には退院できる。

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