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ネット経由のパスポート申請、1件1600万円の理由

ぼくたちはなぜ「利用者視点」を欠いてしまうのか?

  • 小橋 昭彦

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2006年7月25日(火)

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 先週、「いわゆる警察官」と比較して、「近所のおまわりさん」という顔の見える関係の重要性について書きました。実は、その文章を書きながら、ずっと気になっていることがありました。

 というのは、ぼくはその文章を書きつつ、子どもの登下校をいつも見守ってくれている近所の「おまわりさん」の顔を具体的に思い描いていたのですが、はたして何人がそうした「おまわりさん」イメージを共有していただけるのか、不安に感じていたのです。もしかすると、具体的にイメージできるおまわりさんがいず、「いわゆる近所のおまわりさん」と、結局は匿名的な印象でしか読んでいただけないのではないか、と。

 それは必ずしも警察官(おまわりさん)に限ったことではなく、そもそも現代社会が、固有名詞で人とつき合うことをあまりしない仕組みになっているのかもしれません。功罪両面あると思いますが、先日、パスポートのインターネット申請制度が、利用率の低迷で見直しを迫られているという記事を目にし、その中の一文に、固有名詞で考えることの必要性をあらためて感じたのでした。

パスポート1冊に1600万円

 パスポートがインターネット経由で申請できることをご存じの方はどれほどいらっしゃるでしょうか。報道によると、2003年度末の稼働以来、利用者の累計は133件しかなかったそうです。運営費は年間平均8億円で、申請1件当たり1600万円の経費がかかっていた計算だとか(記事ソースは財務省の予算執行調査結果から。財務省の発表資料はこちら)。

 この記事に注目したのは、利用率低迷の理由として、「利用者側の視点を欠いた」ことが指摘されていたからでした。

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