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あなたの問題解決に
『フェルマーの最終定理』を

数学に生きた天才たちの人間臭さ

  • 漆原 次郎

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2006年8月9日(水)

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 数学を自分の生活に役立てることはあまり簡単じゃない。なぜなら、数学は目立つことを嫌う、控え目な性格だからだ。コンピュータのどこかで、今日も数学が使われている。けれど、その数学がどんな数学か知らないでも私たちは快適な生活を送れてしまう。

 ならば、数学の世界からは何も得るものがないのか、といったらそんなことはない。本書『フェルマーの最終定理』は、「数学の世界に触れてみることが、ビジネスにも役立つ」ということを見事に証明してくれる。

 本のあらましは、こんなだ。

 17世紀のフランスで、法律家ピエール・ド・フェルマーがとびきり上等な定理を思いついた。

< xのn乗+yのn乗=zのn乗(nは3、4、 5…)を満たす自然数(x、 y、 z)の組み合わせは存在しない>

 正確さをやや犠牲にして説明すれば、あの有名な「ピタゴラスの定理」(xの2乗+yの2乗=zの2乗)の2を3, 4, 5…にすると、式が成り立たなくなるというのだ。いたずら好きのフェルマーさんは、読んでいた本の端に次のような書き置きもした。

やる気に火を付けたフェルマーの書き置き

<私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない>

 ならば我こそがフェルマーの最終定理を証明してみせよう。こうして数学者たちの闘いに火ぶたが切られたのである。そして、約300年の時が経ち、1994年。イギリスの数学者アンドリュー・ワイルズが証明を完成させることで、その闘いはようやく幕を閉じた…。

 さて、「この本に出てくる数学の知識はビジネスに役立ちます」と申し上げるつもりはない。お伝えしたいのは、「数学者がいかに証明を進展させたか。その過程を知ることはビジネスに役立ちます」ということだ。

 物事を解決するために重要な2つの点を、著者は示してくれる。

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