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禁煙のお値段、さぁいくら?【前編】

医師の指導とニコチンガムなど禁煙補助財の値段はいくら

2006年8月1日(火)

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 32歳ビジネスマンBさんは、学生時代にタバコを吸い始め、今は1日に30本以上を吸うヘビースモーカーだ。しかし最近、あちこちで分煙が進み、タバコを吸う不自由さを感じることが多くなってきた。

 秋には子どもも生まれる。7月からタバコが値上がりしたこともあり、思い切って禁煙しようと考えた。折しも、この4月から健康保険で、医師の禁煙指導が受けられるようになったと聞いている。禁煙補助剤なる薬もあるらしい。「よし、禁煙だっ!」 そんなBさんの一念発起、さて、いくらぐらいかかるのだろうか。

 この4月、タバコをやめたい人は、健康保険を使って、医師の禁煙指導が受けられるようになった。これまで病気とはとらえられていなかった喫煙を、「ニコチン依存症」という病気と見なし、禁煙指導はその治療だと位置づけられたことが背景にある。禁煙を促すことで肺ガンや心疾患などの喫煙が原因とされる疾患を減らし、医療費を抑制する狙いもある。

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東京農工大学助教授の阿部眞弓氏

 東京農工大学助教授の阿部眞弓氏は、「常習喫煙は、タバコに精神をハイジャックされているような状態」と説明する。同氏は長年、禁煙外来で多くの“タバコに乗っ取られた人たち”を禁煙へと導いてきたエキスパートだ。「独力での禁煙ももちろん可能だが、喫煙を『依存症』という病気だと認識して治療を受けることで、禁煙の成功率が高まる」と説明する。

 ニコチン依存症は、ニコチン依存と心理依存の2つの依存が絡み合っている。ニコチン依存は、ニコチン自体が持つ依存性によるもの。依存状態にある喫煙者は、体内のニコチン量が一定量以下になると、イライラしたり、集中できなくなるなど、ニコチン離脱症状(禁断症状)が表れ、それらを解消するためにタバコを吸いたくなる。一方、喫煙を繰り返すことで、心理面、行動面の依存も深まり、自分の意思で行動(喫煙)をコントロールできなくなるのが、心理依存だ。

 そこから脱却するには、喫煙衝動と結びつく行動を、深呼吸する、水を飲む、飴をなめる、冷たい水で顔を洗うなどの行動に置き換えていく(行動療法)。ニコチン依存が重い人には、禁煙補助剤であるニコチンガムやニコチンパッチなどを利用して、体内にニコチンを補給して、禁煙時に表れるイライラや集中できないなどのニコチンの離脱症状(禁断症状)を緩和。そしてニコチン補助剤を徐々に使用量を減らしていくことで、体内へのニコチン補給量を減量し、ニコチン依存から離脱させていく手法が取られる。

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