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禁煙のお値段、さぁいくら?【後編】

2006年8月8日(火)

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 32歳ビジネスマンBさんは、学生時代にタバコを吸い始め、今は1日に30本以上を吸うヘビースモーカーだ。しかし最近、あちこちで分煙が進み、タバコを吸う不自由さを感じることが多くなってきた。

 秋には子どもも生まれる。7月からタバコが値上がりしたこともあり、思い切って禁煙しようと考えた。折しも、この4月から健康保険で、医師の禁煙指導が受けられるようになったと聞いている。禁煙補助剤なる薬もあるらしい。「よし、禁煙だっ!」 そんなBさんの一念発起、さて、いくらぐらいかかるのだろうか。

 実はBさんは、過去に何度か禁煙に失敗している。このようにヘビースモーカーで、失敗経験があり禁煙への自信がない人には、医師による禁煙指導がお勧めだ。せっかく保険適用になったのだから、それを利用しない手はない。

 ただし、どんな人も保険で禁煙指導が受けられるわけではない。保険が適用されるのは、ニコチン依存症と診断された人のみ。

 具体的には、
(1)自分が吸うつもりより、ずっと多くのタバコを吸ってしまうことがある
(2)禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがある
(3)タバコが吸えないような仕事やつき合いを避けることがある

――など、ニコチン依存度のスクリーニングテスト「TDS」によって、ニコチン依存症と診断された人で、かつブリスクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の人が対象となる。現在、どんなにヘビーにタバコを吸っていても、喫煙歴が短いと保険適用とならない場合がある。

 保険での禁煙指導は、専門家が作成した標準治療プログラムに沿って行われ、初回、禁煙開始2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計5回の通院が必要となる。5回の通院で、初・再診料、禁煙指導の費用であるニコチン依存症管理料、薬剤料などを合わせて、医療機関に支払われる金額は約4万円(図2)。3割負担の場合、1万2000円程度の自己負担となる。

 再診料や処方料などは、医療機関の規模によって若干、差がある。また薬剤料も、その人のニコチン依存度によって禁煙補助剤の使用量は違ってくる。どの禁煙補助剤を使うかによっても差が出る。

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 試算(図2)は、6月から健康保険の対象となったニコチネルTTS(ノバルティスファーマ)を使用した場合だ。ニコチネルTTSは絆創膏のように皮膚に張ることで、ニコチンを皮膚から体内に吸収するパッチタイプ。1日1回張り替えるだけで済むので手軽だが、皮膚が弱い人では張った部分が痒くなるなど、適さない場合がある。そんな時は、ニコチンガムを薬局で買って利用する。その場合は、薬剤料が自費となる。

 「噛むことですぐに効果が実感できるため、費用は高くなるがガムを希望する人もいる」と阿部氏。値段ではなく、自分に合った方法をうまく見つけるのが禁煙への近道であり、それを先導してくれるのが医師の指導というわけだ。

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