9月14日、Wiiの発表会とソフト体験会が開催された
9月14日。任天堂の新マシン、Wii(ウィー)の発表会およびソフト体験会が開催され、詳細が明らかになりました。国内での発売日は12月2日。希望小売価格は2万5000円(税込み)。同時発売ソフトは16タイトル。全世界で、年内400万台の出荷を目指すようです。
発表会では、Wiiの詳細な機能や、その対応ソフトなども細かく発表されましたが、その詳細は後日に解説することにして、当コラムでは本日の発表会から見えてきた「Wiiが見据えている未来」について、まずは簡単に説明することにします。
居間にあることを「フツー」に感じさせるマシン
では質問です。Wiiが遊んでほしいユーザーとして照準を合わせているのは誰なのか、お分かりでしょうか? 答えは簡単。「いま、このコラムを読んでいるあなた」ではなく、「あなたの家で、すぐ隣にいる人」こそが、Wiiが狙っているターゲットです。
ここでいう「隣」というのは、物理的な意味ではなく、「近しい人」という意味。それは家族かもしれませんし、恋人かもしれませんし、親戚かもしれません。あなたと親しいけれど、これまでゲームに触れていない(あるいは積極的にはゲームをしない)人こそが、Wiiが狙っているユーザーです。
そのような人にも、ふとコントローラーを手にとってもらい、いつしか電源を入れることを習慣化させる。そうすることで、将来的なゲーム愛好者を増やしていく。そして従来のゲームファンにしてみると、「ゲームを遊ぶこと」に対する周囲の理解が求めやすくなってハッピーになれる。――Wiiというマシンは、そんな未来を目指しているのです。
電源オン!で、ゲームがすぐに始ま…らない
電源を入れても、すぐにゲームは始まりません。まずは、画面にさまざまなチャンネルが表示されます。それらを選ぶとニュースが流れたり、天気予報が見られたり、Wi-Fi通信を介して友人・友人・親戚たちにメッセージを送れたり、瞬時にインターネットをブラウジングできるようになります。Wiiというマシンでは、「ゲームを遊ぶ」というのは、さまざまなチャンネルの中のひとつ、として位置づけられています。なお、ファミコンやスーパーファミコンなどの過去のマシンの名作も、「ショッピングチャンネル」で簡単にオンライン購入が可能です。
テレビのチューナーだと考えると、分かりやすいかもしれません。テレビの近くに、CS放送やBS放送、あるいはケーブルテレビのチューナーがある家庭は多いはず。しかしメカに弱い人であっても、それを「邪魔だ」と思うことはなく、むしろ「チャンネルが増えていいことだ」と受け入れられています。
Wiiも同じなのです。これはテレビの横にあり、さまざまな楽しいこと・便利なことが体験できるマシンであり、つまり「チャンネルが増えるマシン」として、家族全員から受け入れられるようなポジションを狙っているのです。
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