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PS3は蘇ったか? 東京ゲームショウ2006の読み方

2006年9月29日(金)

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 9月22~24日。日本最大のテレビゲーム展示会・東京ゲームショウ2006が開催されました。今回は、そこから見えてきたゲームビジネスの未来について、予報させていただきます。

値下げ発表で息を吹き返したPS3

 最大のサプライズは、プレイステーション3の電撃的な値下げ発表でした。初日の基調講演の場で、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)社長兼グループCEOの久夛良木健氏が、下位モデルを6万2790円から4万9980円に価格変更し、なおかつHDMI端子も搭載するよう仕様変更したことを公表したのです。ゲーム愛好者にとってこのニュースは、きわめて好意的に受け止められました。

 東京ゲームショウ開催直前まで、PS3の旗色は相当に悪いものでした。このままでは、年末商戦におけるPS3は、WiiとニンテンドーDSの連合軍に蹂躙されることは確定的だったといっていい。しかし、下位モデルの価格が5万円を切ったことにより、「優れたマシンなら、とりあえず買う」という熱心なゲームファンの興味を引くことに成功。PS3は、崖っぷちで息を吹き返した格好です。

 会場内のSCEブースでは、24タイトルのプレイアブルソフトを展示。その圧倒的なマシンパワーを見せつけつつ、高性能であるがゆえに囁かれていた「開発が遅れているのでは?」という不安を払拭することにも成功しています。PS3にとって、今年のゲームショウは大成功だったといっていいでしょう。

それでもPS3は、長い苦戦を強いられる

 とはいえ、PS3が挑む2006年の年末商戦は、いまなお厳しいものです。すでに圧倒的な強さを誇るDSが、年末商戦の主役になることは間違いない。そこに12月2日に投入されるWiiが加わるのですから、PS3は苦戦せざるを得ない情勢です。

 当コラムでは、ことあるごとに、WiiとPS3のどちらが優勢なのかを判断してきました。東京ゲームショウで電撃的な値下げを発表した現在の状況を加味しても、PS3とWiiの戦いは、8分2分でWiiが優勢と予測します。

 第1に、PS3はハードで得られる収入を削った以上、他のところで収益を取り返す必要に迫られるはず。その影響からか、11月11日の発売日まで50日を切っている段階での展示会で、すべてのソフト価格が未定となっていました。これは過去に例のない異常事態なのです。

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「PS3は蘇ったか? 東京ゲームショウ2006の読み方」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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