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今こそかみしめたい「イマジン」の思想

『自由訳 イマジン』(朝日新聞社) 
ジョン・レノン&オノ・ヨーコ著 新井満訳

  • 鶴岡 弘之

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2006年10月12日(木)

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 この記事はテキストと動画の組み合わせでお届けします。動画では新井氏へのインタビューの模様と、新井氏自身による『自由訳 イマジン』の朗読をお届けします。ぜひ、テキスト記事と併せてご覧ください。

※下記の動画再生をクリックしてもご覧になれない方、またはOSがMACの方はこちらから
(システム条件がWindows XP Service Pack 2 or Vista以降で、Quicktime7.2が必要です。MACの方は、Mac OS X v10.3.9とv10.4.9以降。必要に応じてインストールをお願いします。
Quicktime:windowsMac)


 誰もが知っているジョン・レノンの名曲「イマジン」。若かりし頃にリアルタイムで耳にした団塊世代にとっては、特に思い入れがある曲に違いない。

 「愛と平和」を象徴するこの名曲の日本語訳に、作家の新井満氏が挑んだ。ただの翻訳ではない。「自由訳」という形式での挑戦だ。歌の背景にある思想を新井氏なりに解釈し、イメージを膨らませ、具体的な情景を描写して、1冊の本にまとめた。

 なぜ新井氏はイマジンの自由訳を書いたのか。きっかけは8年ほど前にさかのぼる。1998年に開催された長野冬季オリンピックで、新井氏はイメージプロデューサーを務めた。その際、開会式のコンセプトにふさわしい音楽として思い浮かべたのが、20代の頃から幾度となく聞いていた「イマジン」だった。

図版
『自由訳 イマジン』(朝日新聞社) ジョン・レノン&オノ・ヨーコ著 新井満訳 1050円(税込)

 開会式のオープニング曲にイマジンを使おうと考えた新井氏は、何十回、何百回とイマジンを聞き直し、イマジンの自由訳を執筆した。それを手にして他のプロデューサーたちの説得を図った。だが、思いは果たせなかった。開会式の音楽に決まったのは、結局ベートーベーンの「歓喜の歌」だった。

 8年後、トリノ冬季五輪が開催された。開会式ではジョン・レノン夫人のオノ・ヨーコ氏が登場。平和のメッセージを読み上げ、続いてミュージシャンのピーター・ガブリエル氏がイマジンを歌った。新井氏はそれを見て驚き、心を打たれた。「8年前に夢想したシナリオとほぼ同じ演出だった」からだ。それは運命的な邂逅とも思えた。新井氏は8年間眠っていたイマジンの自由訳を出版物として発表すべく、原稿を携えてニューヨークまでオノ・ヨーコ氏に会いに行った。

オノ・ヨーコ氏から送られた感謝の言葉

 「ジョン・レノンの作品を厳しく管理しているオノ・ヨーコさんが許諾するはずがない」──。音楽業界の人たちは、イマジンの自由訳を出版することに対して一様に否定的だったという。しかし実際に会ってみると、「歌の本質をしっかり理解してくれた」という感謝の言葉を送ってくれた。

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