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OTAKUは映画『電車男』に萌えあがる

アメリカにマンガを広めた男、『萌えるアメリカ』著者に聞く

  • 山中 浩之

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2006年10月23日(月)

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『萌えるアメリカ~米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』(弊社刊、税込み1680円)
『萌えるアメリカ~米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』(弊社刊、税込み1680円)

 米国には、熱狂的な日本のアニメ・マンガファンが存在する。気がつけば、コスプレ、オタク、ヤオイなどと、日本独特の「文化」が米国にじわじわと浸透中だ。

 日本のマンガを米国に広めた経緯をつづった回想録『萌えるアメリカ~米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』(弊社刊、税込み1680円)。著者の堀淵清治氏は、徒手空拳で米国に渡り、「少年ジャンプ」の米国版や日本流のマンガ単行本の販売などを成し遂げた。伝道者役を務めた堀淵氏に、最新の米国オタクカルチャーの状況を聞いてみた。


堀淵清治(ほりぶち・せいじ)
1952年徳島県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、75年に渡米。約10年間の放浪を経て、マーケティング会社を設立。86年、小学館から出資を受けて、ビズコミュニケーションズを設立。2005年、ビズピクチャーズ設立。社長兼CEO。2006年、『萌えるアメリカ~米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』出版。

米国の書店、「Graphic Novels」の棚に並ぶのは日本の「マンガ」
米国の書店、「Graphic Novels」の棚に並ぶのは日本の「マンガ」

―― 堀淵さんは、何か特別なマンガとの出会いがあって、日本のマンガは米国でもいける、と思われたのですか。

 正直に言うと、あまりそういう感じじゃなかった。サンフランシスコで小学館の相賀昌宏(現社長)さんと出会って、もともと出版には興味があったし、いいチャンスだから何かできないかと。それで、とっさにアイデアが出てきたのがこれでした。ある意味、すごく直感的な出会いでしたね。だから、長い間思い続けてきた夢が実現したとか、そういう話だと美しいんですが(笑)そうではないんです。

 ただ、アメリカで自分が何ができるかを考えたときに、やっぱり日本とアメリカの橋渡しをする何かということになります。両方のことを経験し、知っているわけですから。

 マンガというのは、日本独特の特殊なものです。僕は当然、子供の頃からマンガを読んでいて、もちろん人並みに好きだった。でも最初は「そういえば、あれってアメリカにないよな」という程度の認識ですね。

―― しごくクールな感じで始められた。こうすればうまくいくという目算はありましたか?

「マンガ読み」ではなかったから成功したのかも

 ビジネスの経験なんてほとんどなかったので、あまり明確なものはなかったですね。小学館の方も面白いと思っている、僕も面白いと思っている。じゃあ、やりましょうって、完全な見切り発車。まずやってみようと。これだけのものが日本にあり、アメリカにはないんだから。

―― 『萌えるアメリカ』を読んで驚いたのが、最初に米国で発売された3タイトルです。『舞』『エリア88』『カムイ外伝』。変な言い方ですが、もし、いわゆる「マンガ読み」が選ぶとしたら、『カムイ』以外は入ったかどうか。

 堀淵清治氏
堀淵清治氏

 『MAI』(『舞』工藤かずや/池上遼一)は、非常にコンテンポラリーで、いい話なんです。主人公がすごくチャーミングな女の子のサイキックで悪の帝国を滅ぼす。時代は現代で、世界を股にかける。

 日本ではそれほどヒットしなかった。でも、すごくいい話で、僕はこれしかないと思ったのね。まずはこれが一番最初に出たんです。

 『KAMUI』(『カムイ外伝』白土三平)は単純に絵が素晴らしいから。こんな絵を描ける作家はアメリカにはいないです。それと「忍者もの」というジャンルは定着していましたから。

 『AREA88』(『エリア88』新谷かおる)はいわゆる戦闘ロマン。飛行機乗りのロマンの話で、既にアニメが評判になっていた。

―― ラインアップを見ても分かりますが、堀淵さんはいわゆるマンガオタクではなかったんですね。

 マンガは好きで、自分の中ですごく面白いと感じていたことはあるにせよ、いわゆるオタク的には入り込んでなかった。

―― 日本にいらした頃はどんなマンガを読んでいたんですか。

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