• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【第2回】株式投資に必要な考え方

今後のインフレ率に無関心ではだめ

  • 山田英次

バックナンバー

2006年10月27日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 皆さん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの山田です。
 株式投資にギャンブル性を期待して参加する個人投資家が増えてきています。今回のコラムでは、個人投資家である私たちが株式投資に臨む際に心がけたいポイントをお伝えしたいと思います。

インフレーションの克服

 皆さんの財布に入っている一万円札を改めて眺めてみてください。お札には日本銀行券と書かれていますが、それは、本来、物質としては単なる「紙」であるはずです。この紙切れは、本質的にはどのような意味を持っているのでしょうか?

 それは、日本政府がその価値を保証している「物」もしくは「サービス」との物々交換券、つまりチケットなのです。資産運用とはこの物々交換券である「お金」を増やすことと言い換えることができますが、最終目標は、その「お金」を将来の物々交換に使用することであるはずです。

 従って、私たち投資家が最初にクリアすべき課題は、現在保有している「お金」を「物」や「サービス」の値上がりに負けない速度で増やすことであるはずです。それにもかかわらず、多くの投資家が、インフレーションに無関心であることは危険な状況です。

 もし、インフレ率が毎年2%であったならば、皆さんの手元にある100万円は20年後には67万円程度の価値に下落しているのです。

 ゼロ金利政策が解除され、今後、金利と共に物価が上昇していくことが予測されます。中長期的に安定して資産を保有するのであれば、まずは、インフレを克服することを第1目標としてください。資産運用に投入した資金は、将来の支払いに備えるためのものであるはずです。

市場予測の難しさを認識する

 多くの投資家は、将来の市場の動きを予測したいと思っています。でも、それは、多くの個人投資家にとっては無理なお話なのです。私たちは、プロが運用しているファンド(投資信託)においても、市場平均を上回るパフォーマンスを上げているものが半数に満たない現状を知っておく必要があります。

 だからこそ、短期的には、様々な要素で上下に揺れ動く市場に振り回されずに、中長期的に安定的な結末を導き出すための考え方を身につけるべきなのです。

 そのためには、前回のコラムの教訓である「投資と投機を混同しない」姿勢を徹底することが大切です。買おうかどうか迷っていた株が高騰したからといって残念がったりしないということです。

 機会をうかがって爆発的な利益を求めることは諦めて、まずは、インフレを克服すること、そして、市場平均に近い利回りを実現することを目標とすることをお勧めします。

コメント0

「【シリーズ「定年」】資産運用の落とし穴」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

もう中山素平のような人物が銀行の頭取という形で現れることはないだろう。

佐藤 康博 みずほフィナンシャルグループ社長