「マイスペース」など、米国の人気SNSサービスの日本版が相次いで公開されます。注目したいサービスのひとつに「Second Life」があります。自分のキャラクター(アバター)を3Dの仮想世界内で行動させ、同時アクセスしている人たちとコミュニケーションをとったり、さまざまなイベントを楽しむものです。多くの人がオンラインで行動するところから「MMO(Massively Multiplayer Online)」と呼ばれます。※編集部注:Second Lifeの紹介記事はこちら
架空世界に“本物”のニュースが生まれる
MMOはオンライン・ゲームで一般的に見られるスタイルですが、100万人を超える利用者を獲得した「Second Life」は、ゲームでイメージするような、怪獣を倒したり宝物を探したりといったルールはありません。利用者は自由に、自分にとっての「第二の生活」を仮想世界で送ります。
最近では通信社が「支局」を設けてニュースを送っていたり、企業が「支店」を設けて販促イベントを行っていたりします。参加者は自分で建物をデザインしたり洋服をデザインしたりできます。仮想通貨でそれを取引できるので、仮想世界上に自分のブティックを設けて商売をすることもできる。このように、思い思いのスタイルで「第二の世界」を楽しみます。現実世界に暮らす感覚と近いところがあり、遊びとしてではなく、現実社会との接点を持たせやすい可能性がある点が注目されます。
仮想世界は現実世界の中にある
前回まで、ソーシャルキャピタルの説明の延長として、コミュニティが地域にもたらす力について触れてきました。地域では、多くのコミュニティに自分を所属させることで、人間関係の深さを生んでいると報告しました。さて、仮想空間にも人と人のつながり、コミュニティは生まれます。オンラインゲームで集団を組んでモンスターを倒すのもその一例ですが、従来のメーリングリストもそうですし、SNSのようなサービスでも、多くのコミュニティがあって盛り上がっています。
ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。










