「【シリーズ「定年」】資産運用の落とし穴」

【第5回】マンションやアパート経営のここに注意

「家賃保証システム」は信用できるか?

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2006年12月4日(月)

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 株式投資は怖くて・・・、なんて言っているサラリーマンや主婦の方が、それ以上にハイリスクハイリターンな不動産投資を行っていることに気付いていない現状は、実は深刻です。

 住宅を購入するという行為(=持ち家を所有する行為)は、1戸とは言え、不動産投資をしていることに相違ないという事実は、前回のコラムでご理解いただいたかと思います。

 最近は、頭金0でもフルローンで持ち家が手に入ります、なんて広告も目にするようになりましたが、これは、借金で株式投資をするのに似た行為であることを知っておくべきです。

 夢のマイホームなんて幻想を頂かせて、持ち家願望を煽る宣伝は昔からのことですが、払い終わるまでは、『持ち』家ではないという当たり前の事実を認めましょう。もちろん、すべてとは言いませんが、不動産業者と金融機関だけが安定して儲かる仕組みに乗せられようとしている人も少なくないのです。

 さて今回は、持ち家ではなく、アパートやマンションを保有する、いわゆる不動産投資について考えてみたいと思います。これは、前回のコラムでお伝えした3つのポイント(レバレッジ効果・金利変動リスク・地政学的リスク)を考えると、持ち家を購入する以上になかなか勇気がいる投資であると言えます。

家賃保証システムは魅力的か

 マンションやアパート経営をする時に多くの人が考えるのが、利回りです。利回り10%などと言っても、11戸のワンルームマンションであれば、1室空室が出れば利回りは0です。2室空室が出れば、赤字を垂れ流すことになります。

 そう考えると、普通の人は勇気が出ないのですが、最近は魅力的だと感じる仕組みが登場しています。それは、『家賃保証システム』です。

『不動産投資をしながらも、家賃が保証されていて、安定した収益が見込めます』

 こんなセールストークを聞かされたことがある人もいらっしゃると思います。説明だけ聞いていると、ノーリスクハイリターンな仕組みに感じてしまいます。

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著者プロフィール

山田英次(やまだ・えいじ)

山田英次

ブレインズパートナー有限会社代表取締役,ファイナンシャル・プランナー。
私立麻布高校を卒業し,慶應義塾大学にて国際経営学を専攻。外資系金融機関を経て,独立系金融コンサルティング会社を設立し,現在は主に全国各地で開催される講演会を通じてのアドバイスを精力的にこなす。住宅購入,教育資金,セカンドライフに向けた資産形成など,個人の生活に密着したコンサルティングにおいて,多くの実績があり,幅広く支持されている。



このコラムについて

【シリーズ「定年」】資産運用の落とし穴

立派な社会人として活躍されている分別があるはずの大人達が陥る落とし穴をテーマにお話をしていこうと思います。皆さんは、これまで「お金」についてゆっくりと考えたことがありますか?

  *  *  *  *  *  *  *

 2007年、「団塊の世代」が定年のピークを迎える。日本の人口構成の中で最大の集団が、これまでとは違う行動原理に基づいて、新しい生活をスタートする。

 一個人としてみれば、この社会構造の変化の中で、セカンドライフを「いかに豊かに生きるか」が大きなテーマとなってくる。「資産(カネ)」「健康(カラダ)」それに次の仕事や学習、さらに趣味などなどを含めた「心(ココロ)」を、どのようにデザインしコントロールしていくのか。

 この「シリーズ『定年』」企画では、先に挙げた視点から、充実したライフスタイルの提案を試みる。

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