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「近居」:親の近くに住めば、育児ストレスは和らぎますか?

  • 小橋 昭彦

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2007年1月16日(火)

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 子どもを幼稚園に迎えにいく道すがら、農村の冬景色を楽しんでいると、伝統的な和風建築に寄り添うように、住宅メーカーによる現代的な住宅がちらほらと目立ちます。その多くは、ここ10年あまりの間に、若い世代が親世帯と離れて構えた住居です。このように同じ敷地内に構える場合も「近居」と言うそうで、だとすればこの風景は、同居が減って近居が増える世の中の動きを象徴していると言えるでしょう。

増えている近居願望

 近居とは、親世帯と子世帯が近くに住むことを言います。おおむね、車や電車を利用して1時間以内で行ける距離が目安。その日のうちにちょっと立ち寄ることができる関係ということですね。さまざまな調査で、このところ近居を望む人が増えているという結果が出ています。特に母方の場合、育児の助けを親に頼みやすいので、母親の子育て負担を減らすという点でも注目しておきたい流れです。

 もっとも、近居を望む人が増えている背景には、それ以上の割合で同居を望む人が減っているという現実があります。

 田舎の現代住宅の多くがそうですが、積極的に近居を選び取ったのではなく、同居を避けるために住まいを分けているという、いわば消極的な理由から近居を選んでいる場合が少なくないということですね。「近居」という結果としては同じですが、「同居したくないから近居」と「子育てに便利だから近居」には違いもありそうです。

家族という基本単位の変遷

 同居を避けての近居に見えるのは、「家」に嫁ぐのではなく、2人で新しい生活をスタートするという考え方です。親と暮らす心理的負担を避ける理由もありますが、基本にあるのは、家族の単位は夫婦という価値観。これはあたりまえのようでいて、それほど古い価値観ではありません。これまでは古い建物だけだった田舎の風景に見えるように、ほんの1世代前までは、3世代以上の、いわゆる「大家族」が多かったのですから。

 それがより進んで表れているのが、子育て支援のための近居です。

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