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「駅ナカ」:あなたはなぜ、通過の途上で時間をつぶすのでしょうか?

  • 小橋 昭彦

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2007年1月23日(火)

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 デパ地下やホテルの1階で高級惣菜を販売するホテイチに続いて、「駅ナカ」という言葉が登場したのは何年前だったでしょうか。駅の構内に設けられた商業スペースのことですが、2005年にJR東日本の品川駅にオープンした「エキュート品川」や、東京メトロの「エチカ表参道」など、複数の店舗が入る大規模な施設が増えて、このところ注目度が高まっています。

 店舗としては、駅ゆえの税制面の優遇も魅力としてあるようですが、「駅ナカ」ビジネスへの課税は強化される方向にありますので、今後は税制面の有利性よりも、集客面での価値がより強調されていくことになるでしょう。さて、そうなると気になるのは、生活者はなぜ「駅ナカ」を利用するのか、これからも利用するのかということです。

「駅ソバ」から「駅ナカ」へ、時間消費型に進化

 駅は人が集まる所だから駅ナカの集客は当然と答えるのは簡単です。でも、少し想像してみてください。これが10年前だったらどうでしょう。

 生活者が駅を利用するのは分かります。移動に欠かせないから、多くの人が行き交うのも当然。しかし、移動の途中でゆったりショッピングするという考え方が、すんなり受け入れられたでしょうか。

 実際、10年より前の駅ナカは、駅ソバであったりキヨスクであったりと、移動の途中で手早く利用できるサービスが中心でした。1990年代半ばからバリエーションが広がり始めるのですが、それでもコンビニエンスストアのように、やはり手軽に立ち寄れるものだったのです。

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