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マングローブを救え

  • 佐伯 裕史

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2007年1月29日(月)

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 マングローブという言葉は、かなりポピュラーになってきたが、その定義をご存知だろうか? 広辞苑によれば「亜熱帯や熱帯の河口・潮間帯の泥地に発達する特異な植物群」。ただし、マングローブと呼ばれる植物に厳密な定義はなく、ヤシやハイビスカス、マメの仲間など約70種が、通常このグループに分類される。



カリブ海沿岸のマングローブ林。太陽の光がすみきった水に差し込み、魚の群れや鮮やかなヒトデを浮かび上がらせる。
カリブ海沿岸のマングローブ林。太陽の光がすみきった水に差し込み、魚の群れや鮮やかなヒトデを浮かび上がらせる。

 その起源とみられる東南アジアに最も多く分布しているが、北緯30度~南緯30度の熱帯や亜熱帯なら世界各地に広がっている。日本にも沖縄を中心に分布していて、これらは世界でほぼ北限にあるマングローブである。

 マングローブの森が今、世界各地で危機に瀕している。例えばマレーシアではこの50年間で半分近くの6000平方キロのマングローブ林が消失した。エビの養殖池や塩田、宅地、リゾート施設などに姿を変えたのである。

 マングローブは独特な生態系を育んでいる。それだけでも貴重な存在だが、川が運んでくる堆積物をせき止め、打ち寄せる波が陸地を浸食するのを食い止める役目も果たしている。2004年に発生したインド洋大津波では、マングローブ林が天然の防波堤になって被害を抑えた。

 さらには最近の研究で、マングローブ林は大気中の二酸化炭素を吸収する効果が非常に高いことが判明した。すなわち、地球温暖化を食い止める「二酸化炭素の貯蔵庫」の役目も期待されるようになったのだ。

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