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ハチドリの小さな体に隠された秘密

  • 佐伯 裕史

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2007年2月5日(月)

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 その名の通り、手のひらに隠れるほどの大きさで、色鮮やかな美しい姿をしたハチドリ。ハチドリの仲間はおよそ330種ほどを数え、南北アメリカ大陸とカリブ海諸島にしか生息していない。キューバに生息する世界最小のマメハチドリの体重は、なんと2グラム未満。ペルーに生息する世界最大のオオハチドリでさえ、23グラムほどしかない。



コロンビアに生息するブロンズエメラルドハチドリ。ホバリング(停止飛行)しながら、細長いくちばしで花の蜜を吸い取る。
コロンビアに生息するブロンズエメラルドハチドリ。ホバリング(停止飛行)しながら、細長いくちばしで花の蜜を吸い取る。

 ハチドリを目の当たりにすると、鳥類愛好家ならずとも世界中の人がその美しさと可憐さに魅了される。だが、その可憐さとは裏腹に、ハチドリたちの体は、驚くほど強靭だ。

 ハチドリの仲間は、さまざまな環境に適応して生息している。北は米国アラスカから南はアルゼンチンまで。そしてブラジルの低地林にもいれば、4500メートルを越すアンデス山脈の高地にもいる。

 「脊椎動物にとっては極限ともいえる環境にも適応している」とドイツの鳥類学者カール・シュフマンは言う。飼育下では17歳まで生きた例もあるそうで、小さな動物としては驚くほど長寿を誇る鳥でもある。ハチドリはブラジル東部の森林で昆虫たちと花の蜜を奪い合う中で進化した、とシュフマンはみている。

 ハチドリは、空中で停止飛行(ホバリング)しながら花の蜜を吸うという、独特の方法で食事を取る。毎日、自分の体重の1.5倍を超える蜜を吸う大食漢で、蜜を吸いやすいように細長いくちばしをしている。ハチドリのくちばしは、体の大きさに対する比率でみると、鳥類で最も長い。

 種類によっては、体の半分にも達するそうだ。また、やはり蜜を吸いやすいように、舌はぎざぎざしていて、二股に分かれている。多いときには1秒間に13回も舌を出し入れしながら蜜を吸い取る。

 ハチドリ特有のホバリングを可能にしているのが、頑丈な翼と“大きな”心臓である。


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