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この世で最高の夫とは?

  • 山崎 雅保

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2007年3月7日(水)

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 分かってないね、あんた。ダメなのよ、妻に対して身構えちゃダメ!

 じゃ、どうすりゃいいの。語り合わなけりゃ見限られちまうかもしんない危機に際してですよ、どうすんの!

 ウチのカミさん言ってたよ。「あんたのコミュニケーション能力は最低だ。コミュニケーションできない相手と同じ屋根の下で暮らさにゃならない私の悲哀が分かるか」ってさ。

 俺だって語り合おうとしてるのよ。ところが「それがワザとらしくて嫌だ」ってんだから、もうお手上げだよ。

 だからこそ身構えちゃダメなの。自然体でニヤニヤホノボノしてれば、すべて世はこともなし、なんじゃないの、多分……。

 自然体でニヤニヤホノボノって、それってただのアホでしょ。コミュニケーション力ない上にただのアホじゃ、情けねえったらありゃしない。

 ただのアホ……か。そうかもしんねえなあ。やっぱり語り合うしかないのかね。
そうなのよ。だけどこっちは夫婦むつまじく語り合うなんてこと慣れてないからさ。どうしたって身構えちゃうの。ワザとらしかろうがなんだろうが、それが俺なりの努力と頑張りの現れであり誠意の結実。必死なの。

 分かるよ、その必死の頑張り気分。だけどさ、努力はクセモンだよ。やっぱさ、肩の力抜いてさ、ニヤニヤホノボノしてるだけでいいのかも知んないよ。

そんなはずないでしょ。頑張りや努力が報いられなかったら、ホントにそうなら世も末だ。

 いや、それでもさ、アホと言われようが、気が利かないと言われようが、そうしてさえいれば許される世の中なのかもしれないよ。誰かが言ってた気がするな。ニヤニヤホノボノこそがコミュニケーションの極意だとかなんだとか……。

 ずいぶん前です。テレビを見ていたら以下のようなスポットが流れていました。
テーブルで食事している娘と息子。そこに現れた父親が「話そう!」と紋切り口調で宣言。娘と息子は気のない顔で「なにを?」と返す。父親は「なんでもいいから、とにかく話をしよう」と迫る。炊事しながら様子を見守っていた妻が満足そうに微笑む。

 父親の子育て参加を促す意図で作られた、公共性の高いスポットでした。
 ご存知ですか? コミュニケーションの本体は会話ではありません。まして身構えて語り合おうとするのは、むしろ、良いコミュニケーションを阻害する元凶です。

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