• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

これがプレステ3の真の目的?
~オンラインサービス「Home」発表

2007年3月16日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 3月7日。世界中からゲームクリエイターが集ったゲーム開発者会議(GDC2007)において、プレイステーション3(以下PS3)用の新サービスが発表されました。オンラインのユーザーコミュニケーションサービス「Home」です。

 このサービスを説明するのは、ちょっと難しい。厳密にいうと、これは「3Dで作られた世界の中を、プレイヤーが自由に歩きまわれるサービス」――となるのですが、そう説明されても、多くの人が「で、それって何が面白いの?」と当惑してしまうからですね。

 なので、やや誤解されることを覚悟のうえで、当コラムでは、以下のように「Home」を説明することにします。

 これは、「mixi(ミクシィ)に代表されるようなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が進化・発展したもの」です。3D世界の中で、気に入った友人たちと集まって、みんなで交流することが楽しい! というサービスだと考えてください。

街の中で、さまざまなサービスが提供される

 「Home」をスタートすると、そこには3Dで作られた世界があります。プレイヤーは自分の分身を参加させ、オンラインで繋がったユーザーたちと交流します。そして、その世界の中で、気に入ったサービスを楽しむことになるのです。

 現時点では、そこにはゲームセンターがあり、ゲームが楽しめることが発表されています。映画館もあり、映画会社が提供する予告編映像なども流れるようです。いずれ、多くの企業が自社ブースを用意し、さまざまな「面白いこと」を提供するようになるでしょう。

 もっと小規模な交流も可能です。この世界の中には自宅を持つことができ、友人を招くことができます。そして友人たちに、自宅内にあるテレビで再生した動画データや、画像や音楽を流すことが可能になるわけですね。自分が用意した動画や写真をみんなに見せて、そこで会話を楽しんだりできるわけですね。

オンライン上で「体験」を提供する広告モデル

 ここまでお読みになって「おい、そりゃまるで…」と突っ込みたくなっている方がたくさんいらっしゃると思います。

 そう、パソコン用ソフトとしては、このような「オンラインでバーチャルな世界を作り、その中でユーザーが交流する」空間は、すでに存在しています。「セカンドライフ」が、その代表格。北米を中心に大きな人気を得ています。

 じゃあ、「Home」って、「セカンドライフ」なのか? しかし、それがゲーム機でできることの意味と、PS3というハードの性能を考えると、別の道が見えてきます。

 まず、ビジネス的な視点から見ると、オンライン上に多くのユーザーを参加させる空間があることには、大きな意味があります。多くの人が集まってくるところには、企業が参加することになり、広告費が流れ込むようになるからです。これにより、地上波テレビが無料で放送できるのと同じビジネスモデルが、そこに成立する可能性が見えてきています。ここまではセカンドライフとほぼ同じ。

 「Home」が、そこからさらに一歩を踏み込んでいるのは、ゲーム機ならではの「体験」が可能だということです。

コメント12件コメント/レビュー

アイデア的には後発の感は否めませんが、10年前、5年前では実現し得なかった「今」だから出来るPS3ならではの味付けを期待したいところ。初めのうちは「HOME」がPS3を購入するきっかけには成り得ないでしょうが、PS3を買えば「HOME」も付いてくるという付加価値(オマケ)として存在するのであればいいのかなと。それをやるやらないはユーザーが決めれば良いだけのこと。タイトルからして、バーチャル世界の「自分の家」という感じを目指しているのでしょうが、ソニーだけではなく他の異業種もこの世界に魅力を感じてゾクゾクと参加してアイデアを注ぎ込んでくれたら、なんとなく面白いことが起きそうな期待感は無くもないです。PS3がゲーム機ではなく情報家電の中核を成す存在になる為の第一歩…という感じでしょうか。(2007/04/10)

「デジタルエンタメ天気予報」のバックナンバー

一覧

「これがプレステ3の真の目的?
~オンラインサービス「Home」発表」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

アイデア的には後発の感は否めませんが、10年前、5年前では実現し得なかった「今」だから出来るPS3ならではの味付けを期待したいところ。初めのうちは「HOME」がPS3を購入するきっかけには成り得ないでしょうが、PS3を買えば「HOME」も付いてくるという付加価値(オマケ)として存在するのであればいいのかなと。それをやるやらないはユーザーが決めれば良いだけのこと。タイトルからして、バーチャル世界の「自分の家」という感じを目指しているのでしょうが、ソニーだけではなく他の異業種もこの世界に魅力を感じてゾクゾクと参加してアイデアを注ぎ込んでくれたら、なんとなく面白いことが起きそうな期待感は無くもないです。PS3がゲーム機ではなく情報家電の中核を成す存在になる為の第一歩…という感じでしょうか。(2007/04/10)

セカンドライフに比べ、映像が格段に美しく、自分の分身であるアバターも日本人に親しみやすい感じだ。私はぜひやってみたいですね。日本産だから日本人にも使いやすいきめ細かなシステムになることを期待します。あまりにも覚えることが多すぎるとその時点で挫折してしまいそうなので、開発者の方々にはなるべく簡単で敷居の低いものにして欲しいと望みます。お年寄りでも簡単に参加できるというのが望ましいですね。今後に期待しています。(2007/03/30)

こういうサービスは、プレイステーション2やゲーム球部が発売されていたときに、実現してほしかったです。今頃になって、ようやくやる気になったんですか?(2007/03/23)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

変化を受け入れやすい組織体質があればビジネス上の“地殻変動”が起きた際にも、他社に半歩先んじられる。

井上 礼之 ダイキン工業会長