東京・上野公園に位置する東京国立博物館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」が6月17日まで開催されています。
東京国立博物館は1872年(明治5年)、湯島聖堂大成殿で日本初となる博覧会を開催した時に産声を上げ、1882年(明治15年)に現在の上野公園に旧本館が開館して、その歴史が始まります。
現在は1910年(明治43年)に開館した「表慶館」に加え、その後増築された「本館」「法隆寺館」「東洋館」、そして「平成館」の5つの展示館と資料館から構成されています。同館ではわが国の貴重な財産である文化財の保存と、文化を後世に継承する役割を目的とした研究と活動が日々続けられています。
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ダ・ヴィンチの頭脳をその思考過程を通して解き明かす
さて、同館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」は、2007年1月までイタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館で開催されていた企画展を日本向けに再構成したものです。
本展では、その国外持ち出しについてイタリア本国で反対運動が盛り上がるなど、何かと話題の大きかった、ウフィツィ美術館の至宝「受胎告知」が展示され、ダ・ヴィンチの手稿をもとに制作されたメディア映像や模型が公開されています。
15世紀ルネサンス期に幅広い分野で活躍した“万能であり天才”ダ・ヴィンチの頭脳を、その思考過程を通して解き明かそうとする、とても新鮮でユニークな企画となっています。
科学者、解剖学者、軍事技術者と様々な顔を持つダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチはミケランジェロ、ラファエロと並ぶルネサンスの三大巨匠の1人で、1452年トスカーナ地方のヴィンチ村に生まれました。1466年頃ヴェロッキオの工房へ入門、そこで頭角を現し、フィレンツェで絵画や様々な技術の修業を積みました。
その後ミラノ、ローマへと活動の拠点を移し、その才能を余すことなく発揮。晩年はフランス国王フランソワ1世に招かれてアンボワーズで過ごし、1519年、67歳でその生涯を閉じたのです。
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