電車の中で、学生が英単語リストを必死に暗記しようとしている姿をよく見かけます。私はいつもその姿を心から感心して見ています。英語の辞書を丸ごと暗記しようとしたなんていう武勇伝も聞いたことがあります。
このような単語丸暗記の努力に感心しつつも、他方では日本における一部の英語教育法と同じように、やり方として効果的なのか、効率的なのか、疑問も感じてきました。
前回の「Part1・発音編」触れたように、外国語の発音を身につけるためには相当の努力が必要です。けれども、マスターしなければいけない音の数自体はそれほど多くはありません。文法(語形変化、構文ルールなど)にも同様のことが言えます。
しかし、単語は非常に数が多く、語彙全体の構造が表面的には見えない(一般的には語彙の体系がすぐには分からない)ため、身につけるのは本当に大変です。
私はいくつかの外国語の語彙を身につけるため、ある方法を応用してきました。そのコツは2つあります。
1. 合理的なカテゴリーに分ける。
2. カテゴリーによって単語を整理して体系を作る。
やり方は次の通りです。必要なハードは、A4のノートと12センチ×7.5センチのカードだけ。ノートは、1ページを3等分して、3分の1と3分の2に分けて縦1本の線を引いておきます。カードは、通勤や通学の時にかばんやポケットの中に入れて持って歩きます。
単語リストの分け方はいろいろ考えられますが、一番基本的な基準は品詞です。要するに、1.名詞、2. 動詞、3. 形容詞・副詞 の3つに分けることです。もう1つは、たとえば慣用語、俗語、ことわざ、スピーチでの言い回し、Eメールで使うものなど、語法によって分けることです。
次ページ以降は「日経ビジネスオンライン会員」(無料)の方および「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみお読みいただけます。ご登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。









