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2007年5月18日(金)

なぜ「FF」はいつまでも強いのか?

「スクウェア・エニックス パーティー2007」リポート

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 5月12〜13日。幕張メッセで「スクウェア・エニックス パーティー2007」が開催されました。同社の新規タイトルを体験プレイできる展示会です。2日間で7万5000人を超える入場者があり、大盛況となりました(写真)。

 写真ではスライムが目立っていますが、会場で目を引いたのは、やはり「ファイナルファンタジー」(以下FF)というブランドの強さです。

 私たちは、ついプレイステーション(PS)3で開発されている「ファイナルファンタジーXIII」だけに注目してしまいがちですが、「FF」ブランドの強さは、むしろ多種多彩な外伝シリーズ・移植シリーズを、各種ハードで多角的に展開しているところにある。それを肝に銘じておかないと、メーカーの意図を読み損なってしまいます。

10本を超える「FF」タイトル

 なにしろ今回の発表会では、「FF」と名の付くものだけで10本を超えるタイトルが出展されました。専用ブースで体験プレイできるものだけでも、ニンテンドーDSで3タイトル、PSPで1タイトル、PS2で2タイトル(うちXbox360やPCでも遊べるマルチタイトルが1つ)と、人気ハードをすべて押さえるという盤石な布陣です。

 これほど多くのソフトを出展しているにもかかわらず、それぞれのブースでは、2〜3時間待ちの行列が作られました。人気シリーズを多角的に展開する戦略は、大成功をおさめています。

 さらにはケータイ用のオリジナルタイトルや、純粋な映像作品もある。また、PS3用タイトルとして期待されている「ファイナルファンタジーXIII」をはじめとして、映像出展されたタイトルも多数ありました。多角的に展開する「FF」シリーズの各タイトルの割合を見るだけで、現在のデジタルエンタテインメントビジネスの潮流が見えてくるような発表会でした。

総合コンテンツ企業ならではの戦略

 こういった多角的な戦略を実行できる最大の理由は、いささか逆説めきますが、ここ数年のスクウェア・エニックスが志向してきた「ゲーム専門メーカー」という枠からの脱皮、これが成功しているためでしょう。

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著者プロフィール

野安ゆきお(のやす・ゆきお)

野安ゆきお

ターニング・ポインツ取締役。1968年生まれ。ファミコンの時代から、テレビゲームの関連記事・単行本の執筆に専念。製作に参加したゲーム攻略本・ゲーム関連書籍は100冊を超え、プレイしたゲームは1000本を超える。

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