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お金はかかるけど、“文化のパワー”を信じています

~鳥海 巖さん・東京国際フォーラム代表取締役社長 ~

  • 伊東 雨音

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2007年5月31日(木)

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昭和初期の浪人時代から神田によく通いました

―― 鳥海社長は現在、東京国際フォーラムで数々の音楽イベントを主催、また携わられるかたわらで、東京都交響楽団の理事長を務められていらっしゃいますね。公演会場でもよくお姿を拝見しますが、クラシック音楽との個人的かかわりについてお話し願えますか

音楽や丸の内界隈の活性化について熱っぽく語る鳥海巌・東京国際フォーラム社長

音楽や丸の内界隈の活性化について熱っぽく語る鳥海巌・東京国際フォーラム社長 (撮影:清水 健、以下同)

鳥海: 僕は浪人をして、一橋大学に入ったのが1951(昭和26)年。「ながら族」という言葉がありましたけどね、そのはしりでしょうか。浪人時代からずっと、書物を買うのは神田でした。劇場も近いのでコンサートに行って、時にはバレエも見ていましたよ。谷桃子さん(*1)などの時代です。日比谷公会堂の前の方の席で、チャイコフスキーの『白鳥の湖』。

 そんな後、今度はコーヒー1杯で2時間か3時間、喫茶店に入るんですよ。今はなくなってしまいましたが、当時、神田やお茶の水近辺には音楽喫茶がたくさんありました。1杯のコーヒーで静かにしてりゃ、いくらでも聴けましたよね。モーツァルトやベートーヴェンみたいな曲、たまに知らない素敵な曲がかかりますと、あの曲は何だって聞いてみたりね。シャンソンやジャズも聴きました。エディット・ピアフなんかの時代です。その頃は、音楽が聴けたら何でも良かった。むさぼるように聴きましたよね。

―― ハングリーだった、わけですね

 そうですね。今の人たちは何でもあるでしょう。情報が満ちあふれているから選べるし、「これが好き」と集中しても良い。だけれど僕らはその時、その時、求めて聴きました。選ぶのでなく、あるものを何でも。クラシックは中でも好きでしたけれどね。

一橋大から丸紅へ―― メトロポリタン歌劇場を有効に利用

―― その後、丸紅に入社されて海外の駐在経験も多いですよね。外国ではやはりコンサートよりオペラですか?

 オペラ、コンサート。時間があれば美術館にミュージカル。1980年代の後半から湾岸戦争が始まるまでの3年間、ニューヨーク(NY)にいました。メトロポリタン歌劇場にオペラを見に行き、ブロードウェイでミュージカル。また美術館。五番街の真ん中に住んでいまして、ニューヨーク近代美術館の真裏が社宅。恵まれた環境ですね。

―― 最初にご覧になったオペラは覚えていらっしゃいますか?

 『トゥーランドット』(*2)。今でこそ荒川静香さんの“イナバウアー”で有名になりましたけどね(笑)。ドミンゴやパバロッティが良い時代でね、ドミンゴが一番人気でした。歌はもちろん素晴らしかったですが、白い衣装を着て、格好良くて人気でした。

 僕がNYの社長時代にね、一つ提案したことがあったんですよ。(丸紅でも)年間オペラシートを買え、と。当時、(ライバルの)三井物産は10席くらい、オペラシートを持っていたんですね。だからウチも最初4席から始めて。ああいうところは、最初はあまり良い席をくれないんですね。フロアの端のあまり良くない席から始まって、実績を積むと良い席に移してくれる。僕が帰る時にやっと1階のバルコニー下がもらえるようになった。

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