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会社経営は音楽と同じで感性が大切です

~藤井 隆太さん・龍角散代表取締役社長 ~

  • 伊東 雨音

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2007年6月27日(水)

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気がついたらヴァイオリンを持たされていた少年時代

―― 社長は学生時代に音楽を専攻されて、ひと頃はプロとしても活動していらっしゃいました。先代はアマチュア奏者、また音楽愛好家でいらっしゃいましたが、小さい頃から音楽のある家庭環境だったのでしょうか。

ビジネスと音楽の演奏は似ていると語る龍角散の藤井隆太社長

ビジネスと音楽の演奏は似ていると語る龍角散の藤井隆太社長

藤井: 音楽を始めたきっかけ、というのを僕は意識したわけじゃないんですよ。父も母もアマチュアの音楽好きで。仲間を集めて夜な夜なコンサートをやったり練習したりしていました。僕はまだ何も分からない子どもの頃にね――物心つく前ですよ。そばにいたら、「こいつはどうも好きそうだ」なんて言われてね、今思えば無責任な親ですよ(笑)。勝手に「こいつはヴァイオリンをやりたいに違いない」ってことになりまして。はっと気がついたら、ヴァイオリンを毎日毎日弾く人生が始まったわけです。来る日も来る日も、ボウイングの練習。4歳から弾いていましたからね。それで人生、おかしなことになってしまった。

―― 最初からフルートではなかったんですね。ヴァイオリンで?

 桐朋学園の「子どものための音楽教室」へ通いました。中学生になったらアンサンブルの練習が本格的に始まるんです。オーケストラのオーディションを通って、当時のAからDまである「Dオケ」へ入ったわけですよ。サイトウ・キネン・オーケストラの前身です。あの当時はDオケでも、プロ級の音を出していましたよ。生まれて初めてオーケストラに入って練習してね。身も震えるような感動を覚えましたね。

―― 中学校は公立の学校ですよね。

 そうです。でも、オーケストラは本格的に、徹底的にやるわけですよ。恐ろしいもんですよ。今も覚えていますけれども、いきなり怖そうな爺(じい)さんが出てきてね。それでピアノの横から「おい、お前ら。親の死に目には会えないと思えよ」と、おっしゃるんですね。私は「何だこの人は」と思いましたが、それが斎藤秀雄先生でした。

 「オーケストラというのは、共同事業であって仕事。桐朋学園というのはそういう学校なのだ、君たちは中学生だけれど、もうプロだから、練習であっても休むことは許さん」と言って。実際に1人でも遅れると、来るまでスタンバイしたまま始めない。それで来ると理由のいかんを問わず、クビでした。凄(すご)かったです。演奏の時も練習本番問わず、真剣勝負ですからね。勉強させてもらいましたね。

―― 学校は高校から桐朋ですよね。

 桐朋女子高等学校音楽科(共学)。名前がこうですからね、私たちの時はもう「共学」という文字が生徒手帳に入っていましたけれども。それでも通学定期を買いに行くと駅で不審がられました(笑)。

フルートとの運命の出合い

―― フルートに転向された理由は?

 いろいろありまして……。受験の準備に入った頃に、たまたま弊社がストラディヴァリを入手したんです。それは自分とはまったく関係なかったのですが、オーケストラに行くと先生たちにまでいろいろ言われる。イヤになってしまいましてね。だからと言って、ほかにやりたいことやれることもない。音楽家になるべく生きてきたわけですから。その頃、ちょうどイタリアオペラを聴く機会があって、その時聴いたフルートに感動したんです。あぁ、こんなふうに吹けたらいいなぁ、吹きたいな、と運命みたいなものを感じまして。

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