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音楽で学んだ、心を触れ合う人とのつながり

~山崎 充さん・金冠堂/キンカン社長~

  • 伊東 雨音

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2007年7月20日(金)

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Hi・cが出ていたら、声楽家になっていたかもしれない

―― 卒業されたのは玉川大学ですね、声楽を専攻されて

山崎: はい。本当は卒業後、イタリアへ勉強に行きたかったし、どこか大学院へ入って勉強し、藤原歌劇団か二期会の会員になって……とも思いました。ただ、楽器とは違い歌の場合は、花が咲くのは比較的遅いでしょう? 私はテノールだったので、そこから6~8年……30歳くらいまでは勉強しなければならない。本当は専門家になりたかったんですよ、音楽を勉強した人間なら皆そうなのではないでしょうか。

―― お得意の“役”やレパートリーはどのようなものでしたか

山崎 充・金冠堂/キンカン社長 (撮影:清水 健)

山崎 充・金冠堂/キンカン社長 (撮影:清水 健)

 声の質もあってドラマチックなものが好きです。大学の時に『ラ・トラヴィアータ』のアルフレード役(*1)をやりました。その時、ヴィオレッタ役だったのが今の妻です(笑)。……ヴェルディは良いですね。特に『椿姫』はやっぱり一番好きなオペラです。アルフレード役は「乾杯の歌」から始まって、ドラマチックですしね。『トゥーランドット』もそうです。「Nessun dorma!(ネッスンドルマ)」(*2)は荒川静香さんで有名になってしまいましたが、あれはもともとテノールの専売特許みたいな曲だったのになぁ(笑)。『トスカ』の「星は光りぬ」とか。だいたい、テノールって単純ですから、あの手のものは皆、好きなんです。あとは『I Pagliacci(道化師)』。

―― 「衣装を着けろ」(*3)ですね。いいですね

 そういう曲を歌うタイプの声、だと思います。太めで、ハイ・バリトンの音域も含め、ドラマチック。私の声はテノールといってもリリコじゃなくてドラマチック系(*4)です。ハイ・バリトン(*5)より少し高いくらい。それで当時は、テノールといえば「三大テノール」のパバロッティ(*6)がやはり代表的な存在でした。あの人は“Hi・c(ハイ・ツェー)の神様”と呼ばれていて、その音を、1本2時間以上のオペラの中で、何回も出し、どうやっても出る。それも、あれだけの響きを持って声を飛ばすことができる技術の持ち主。それが凄(すご)かったんです。

―― 確かに、“高い声”というのはテナーの宿命のようなところがありますね

 そう。それを学生の時に実現できるようになっていたら、人生は違っていたかもしれないだろうな、とも思います。自分の中でね、「Hi・b(ハイ・ベー)」までは大丈夫で、「h(ハー)」までは行ったんですが、「c」はやっぱりねぇ(*7)……。その半音の壁はやはり大きかったなぁ。もちろん、ぱっとは出ますけれど、本番で使い物になる歌を歌っている中でそれを、というのは不可能でした。dやesまでの音がコンスタントに出せる実力を大学の間に身に付けていたら、たぶん今ごろここにはいないんじゃないかな、と思います。

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