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第5回 世界各地のワインをコレクション

稀代のワイン通として名を馳せていたロッシーニ

  • 水谷 彰良

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2007年8月30日(木)

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料理とワインの絶妙な組み合わせ

 晩年パリでロッシーニが催した美食の晩餐会では、世界各地の銘酒がふるまわれた。前回紹介した自筆の晩餐メニュー(1)に登場したワインは次の6種である。

《栄光に感激した人(食卓のロッシーニ)》 ドン・チッチョ画 1864年

《栄光に感激した人(食卓のロッシーニ)》
ドン・チッチョ画 1864年

マデイラMadeira : ポルトガル領マデイラ諸島原産のワイン。料理酒としても使われる。

ボルドーBordeaux : フランスのボルドー地方で作られる赤ワインの総称。メドック、グラーヴなど、地区ごとの名称でも有名。

ラインRhein : ドイツのライン川流域で生産される白ワイン。

シャンパン[シャンパーニュ]Champagne : フランスのシャンパーニュ地方で作られる発泡性のワイン。

アリカンテAlicante : スペインのアリカンテ県を中心に作られるワイン。

ラクリマLacrima : ナポリのヴェズヴィオ山の丘陵で作られるワイン。ラクリマ・クリスティ(キリストの涙)の名称でも知られる。

 料理とワインの組み合わせに対するロッシーニの熟慮は、現存する次の自筆メニューにも見て取れる(写真参照)。左側に記したマデイラ、ボルドー、レーノ[ライン]、シャンパーニュを横線で抹消して右側に書き直し、デザート用にヴィッラ・コッレ(イタリア・ワインの1銘柄)を追加しているのだ。料理は上から、マカロニ[マッケローニ]、赤身のサラミ[サルーミ・ディ・マーグロ]、ツァンポーネ(豚の脛=すね=からひづめまでの皮に調味した肉を詰めたモデナの特産品)、魚、フィレ肉、パイ[パスティッチョ]、きのこ、七面鳥、ドルチェ、チーズ[フォルマッジョ]の計10品である。

ロッシーニ自筆の晩餐メニュー アシスタンス・ピュブリック、パリ病院図書館蔵

ロッシーニ自筆の晩餐メニュー
アシスタンス・ピュブリック、パリ病院図書館蔵 (撮影:水谷彰良)

ロッシーニ自筆の晩餐メニュー(2)
[前菜]マカロニ
赤身のサラミ
ツァンポーネ
マデイラ・ワイン
魚料理 ボルドー・ワイン
フィレ肉
パイ ライン・ワイン
きのこ
七面鳥 シャンパン
ドルチェ
チーズ ヴィッラ・コッレ

注:飲み物は斜体。横線で抹消された飲み物は省略しました。

 もう1つの晩餐メニュー(3)には、前菜3種と11品からなるコース料理と共に、6種のワインが記されている。見ただけで胃にもたれそうな献立だが、メインディッシュをパイで終え、サラダをシャンパンで食し、果実酒で口直しして様々なデザートを楽しんだことが分かる。

ロッシーニ自筆の晩餐メニュー(3)
[前菜]マカロニ
赤身のサラミ
ツァンポーネ
マデイラ・ワイン
1 フライ料理 ボルドー・ワイン
2 魚料理
3 鶏のフィレ肉
4 シチュー
5 冷製パイ ライン・ワイン
6 卵の黄身とサラダ シャンパン
  パンチ(果実酒)
7 ボローニャ風トリュフ
8 えんどう豆のバターあえ
9 焼き菓子
10 果物、チーズ アリカンテ・ワイン
11 ジェラート ラクリマ・ワイン

注:飲み物は斜体。名称は一般的な表記としました。


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