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見たこと行ったことないけれど~『モバゲータウンがすごい理由』
石野純也著(評:速水健朗)

マイコミ新書、780円(税別)

  • 速水 健朗

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2007年9月13日(木)

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『モバゲータウンがすごい理由』

モバゲータウンがすごい理由』石野純也著、マイコミ新書、780円(税別)

評者の読了時間2時間20分

 日経ビジネスオンラインの読者に、モバゲータウンの利用者はいるだろうか? ほとんどいないのではないか。おそらくその逆もしかり。今、ケータイ経由でインターネットを使用している層と、PC経由でインターネットを使用している層の間には、大きな壁が存在する。

 本書はタイトルこそ「モバゲータウンがすごい理由」とあるが、趣旨はケータイコンテンツビジネスの歴史と最新の動向について論じたものだ。ケータイ、PCのインターネットの間に存在する文化の違いを、ビジネスモデルの視点からクールに示していく。

 まずPCインターネットのビジネス全般の話をすると、もっとも普及しているビジネスモデルは、サービスで人を集め、広告を見せてスポンサーから対価を得る「広告モデル」。大きな成功を収めているGoogleもYahoo!も「広告モデル」で収益を得ている。そして、“インターネットは無料”という考え方が浸透し「課金モデル」で成功するのは難しいとされている。

「広告モデルはケータイでは成り立たない」という常識

 一方、ケータイのインターネットの世界では、1999年に登場したiモード以降、ケータイキャリアによる「課金代行の仕組みを使って月額使用料、ないしはコンテンツ使用料をユーザーから徴収する」“課金モデル”が中心となって発展してきた。逆に、ケータイのインターネットで「広告モデル」での成功は敷居が高いとされてきたのだ。

 「広告モデル」中心のPCインターネットと「課金モデル」中心のケータイインターネット。これが多くの人々が認識しているインターネットビジネスの棲み分けだ。しかし、本書が取り上げるケータイコンテンツビジネスの最新動向は、この構図を覆すものである。

 これまで成功してきたケータイコンテンツのほとんどは、キャリアの課金代行を利用できる「公式サイト」だった。しかし、第三世代の携帯端末の投入により、ケータイコンテンツは「勝手サイト」と呼ばれる非公式のサイトが急成長し、「勝手サイトが公式サイトを凌駕する時代」が訪れつつあるという。

 その「勝手サイト」の最大の成功例が「2006年に2月にオープンし、わずか1年で会員数は急増し、2006年度末には441万人の会員を抱える、超巨大SNS」ことモバゲータウンだ。ちなみに2007年6月には利用者数600万人を突破している。

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